土砂降り の 雨 の 中 、隼 から
借りた 傘 を さしながら 歩く 。
そんな ため息 も 雨 の 音 で 消されていく 。
隼 に きつく 当たりすぎた …
その 、反省 ばかり 頭 に 浮かんで くる 。
後ろ から 聞こえた 声 は 龍友 サン 。
と言って 、私 の
持っていた 傘 に 入ってきた 。
筋肉 で 幅 が 狭まる 。
気遣ってくれている 。
見破られてる 。
確かに …
その通り だと 思う 。
なんか 、龍友 サン の 意見 は
ほんと 、勉強 に なる 。
私 は 明日 謝ろう 。
そう 決めた 。
────────────────────
私 は 、朝早く に 出て 学校 に 行った 。
校舎 には 誰も いない 。
いるのは 、私 だけ
かと 、思いきや
隼 だった 。
頭 を 下げてきた 。
本当 に 反省 してるっぽい 。
やっと 、仲直り が 出来た 。
私 の 気持ち は まだ 、隼 に 残っている 。
だから 、緊張 も 付き物 。
照れてしまう 。
私 と 隼 は 廊下 を 歩いていた 。
もう 、そんな 時期 か 。
ちょっと 、ドキドキ しちゃった 。
隼 の 笑顔 。
また 、隣 で 見れるなんて
思っていなかった 。
登校 してくる人 も 増えたきた 。
なんて 、階段 を あがってると
誰だ 誰だ …?
この 、可愛い感じ の 女子 は !
それに対して 、見たことない 隼 の 塩 。
私 、一応 先輩 だからね …
ちょっと 警戒心 強め 。
顔 は 可愛い のに 、そこが 憎い …
急 に 顔 が 変わった 。
なんだろう 。
今 、一瞬 私 ここに いていいのか
分からなくなった 。
隼 も 、この子 と いたら タメ だし …
気使ってない 。
そして 、私 は その子 に
睨まれた気が ──────
と言って 、その子 は 走って行った 。
隼 は 手 を 振る 。
隼 は あの子 の 元 へ 走る 。
チクッ …
胸 が 痛む 。
あの子 なんて 見ないで 。
いつもみたいに 、私 の 事 呼んでよ 。
私 だけ 、特別 は ダメなの …?
ねぇ 。
私 だけ 見てくれないの …?
目 が 熱くなった 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。