第11話

# 11
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2018/06/02 12:34
教室 には 亜嵐 クン と 夏希 の 姿 。
あなた

え …

仲良さげ に 勉強 …?


その 中 を 入ることも できず 、


廊下 で 待っていた 。
北野 夏希
亜嵐 クン ここ 教えて ~ 。
白濱 亜嵐
ちょっと は 自分 で
解こう と しろよな ~ 。
北野 夏希
だって 
教えて欲しいんだもん …
亜嵐 クン に 。
白濱 亜嵐
なにそれ 笑
もっと 頭 いい子 いるじゃん
北野 夏希
私 は 亜嵐 クン が いい …
亜嵐 クン …!
白濱 亜嵐
なに?
北野 夏希
私 、亜嵐 クン が 好きだよ 。
夏希 …?


前 、絶対 好きにならないって


言ってたよね …


嘘だったの …?
白濱 亜嵐
何言ってんだよ 。
勉強 しすぎて 頭
おかしくなったか?
亜嵐 クン も ちょっと 戸惑っている 。
北野 夏希
亜嵐 クン は あなた が 好き ?
私 の 名前 が 出てきて びっくり した 。
白濱 亜嵐
なんで 、あなた が
出てくるんだよ ~ 。
あなた は 友達 だよ 。
北野 夏希
だって 、あなた 
亜嵐 クン の こと
好きだもん 。
白濱 亜嵐
は!?
なんで 、言っちゃうの!?


" ドンッ "



肘 が ドア に ぶつかった 。
北野 夏希
誰か いるの?
あなた

ごめん!
盗み聞き するつもりは
なかったんだけど …
タイミング が 分からなくて !
ごめんね!

涙 を 堪えるのに 必死 で いつの間にか


私 は その場 から 立ち去っていた 。
気づいた 時 には 玄関 。

最悪 な 事 を してしまった 。


もう 、終わりだよ …


亜嵐 クン に 私 の 気持ち 知られたし


信じてた 夏希 が 亜嵐 クン の 事 …
あなた

っ …
どうしよう …

泣き崩れた 。
もう 、夏希 と 亜嵐 クン とも


喋れなくなっちゃう 。


前 みたい な 関係 は なくなっちゃう 。
すると
小森 隼
やべぇ!
俺 、忘れもんした ~!
1 年生 玄関 から 声 が ─────
後輩男子1
おい ~ 。
早く しろよなぁ !
小森 隼
ごめん!
すぐ 、戻るから!
隼 …?
え 、また 見られちゃう 。
早く 靴 履いて 外 に 出よう 。
小森 隼
あ 、亜嵐 先輩!
お疲れ様 です 。
白濱 亜嵐
あぁ 、お疲れ!
あなた 見てないか?
小森 隼
先輩 ですか?
見てませんよ ?
なんかあったんですか?
白濱 亜嵐
ちょっとな …
亜嵐 クン が 探しに来てる …!


やばい 。


傘立て の 横 に 座った 。
ひっそり と 息 を 潜めた 。
白濱 亜嵐
靴 ないし 、帰ったか …
バレなかった ~ !


よかった 。
小森 隼
先輩 …!
小声 で 話しかけてきた 。
あなた

わっ!

びっくり して 声 が ────
隼 が 私 の 口 を 手 で 塞ぐ 。
小森 隼
今 、隠れてるんでしょ?
あなた

(( コクリ ))

小森 隼
しぃ ~ っ 。
まだ 、手 を 離してくれない 。


亜嵐 クン を ちらっと 覗いていた 。
白濱 亜嵐
また 、明日 だな …
そう 、亜嵐 クン が 言った時 。
北野 夏希
亜嵐 クン !
何してるの?
夏希 の 声 。
白濱 亜嵐
あなた 探してた 。
北野 夏希
あなた は 帰ったよ ?
靴 ないじゃん 。
白濱 亜嵐
だけど …
北野 夏希
私 と 考えて くれない …?
白濱 亜嵐
だから 、俺 …!
夏希 が 無理矢理 、亜嵐 クン の 唇 に───
それを 、見た時 私 の 目 に 大粒 の 涙 。
すると 、隼 が 立って


私 の 手 を 引っ張る 。
小森 隼
亜嵐 先輩 。
しっかり 判断
してくださいよ。
白濱 亜嵐
隼 …!
あなた … 帰ったんじゃ …
小森 隼
そんなんじゃ 、先輩 が
可愛そう です 。
白濱 亜嵐
隼 、何言ってんだ ?
小森 隼
亜嵐 先輩 が その気 なら
俺 、先輩 の 事
取っちゃいますよ?
あなた

隼 ?

亜嵐 クン は 少し 考えた 様子 で
白濱 亜嵐
その気 なら 
受けて立つよ 。
小森 隼
はい 。
どういうこと …?
北野 夏希
でも 、亜嵐 クン
あなた は 友達 って …!
白濱 亜嵐
それは 、お前 が 
言わせたんだろ 。
あの時 、あなた が
いること 知ってて 。
あなた

え …?

北野 夏希
それはっ …!
夏希 …?


なんで 、そんなこと …
白濱 亜嵐
ごめん 。あなた 。
前 は 好きじゃない
なんて 言って …
あなた

うん …

白濱 亜嵐
でも 、今なら 言える 。
俺 、あなた が 好き 。
隼 も 続いて
小森 隼
先輩 、気持ち ずっと
変わってませんから 。
だいすき です 。
今 、私 同級生 と 後輩 から


告白 されました …!?


なんという シチュエーション 。
白濱 亜嵐
正々堂々 と よろしく 。
小森 隼
望むところです 。
二人 は じっと 目 を 見て 離さなかった 。

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