教室 には 亜嵐 クン と 夏希 の 姿 。
仲良さげ に 勉強 …?
その 中 を 入ることも できず 、
廊下 で 待っていた 。
夏希 …?
前 、絶対 好きにならないって
言ってたよね …
嘘だったの …?
亜嵐 クン も ちょっと 戸惑っている 。
私 の 名前 が 出てきて びっくり した 。
なんで 、言っちゃうの!?
" ドンッ "
肘 が ドア に ぶつかった 。
涙 を 堪えるのに 必死 で いつの間にか
私 は その場 から 立ち去っていた 。
気づいた 時 には 玄関 。
最悪 な 事 を してしまった 。
もう 、終わりだよ …
亜嵐 クン に 私 の 気持ち 知られたし
信じてた 夏希 が 亜嵐 クン の 事 …
泣き崩れた 。
もう 、夏希 と 亜嵐 クン とも
喋れなくなっちゃう 。
前 みたい な 関係 は なくなっちゃう 。
すると
1 年生 玄関 から 声 が ─────
隼 …?
え 、また 見られちゃう 。
早く 靴 履いて 外 に 出よう 。
亜嵐 クン が 探しに来てる …!
やばい 。
傘立て の 横 に 座った 。
ひっそり と 息 を 潜めた 。
バレなかった ~ !
よかった 。
小声 で 話しかけてきた 。
びっくり して 声 が ────
隼 が 私 の 口 を 手 で 塞ぐ 。
まだ 、手 を 離してくれない 。
亜嵐 クン を ちらっと 覗いていた 。
そう 、亜嵐 クン が 言った時 。
夏希 の 声 。
夏希 が 無理矢理 、亜嵐 クン の 唇 に───
それを 、見た時 私 の 目 に 大粒 の 涙 。
すると 、隼 が 立って
私 の 手 を 引っ張る 。
亜嵐 クン は 少し 考えた 様子 で
どういうこと …?
夏希 …?
なんで 、そんなこと …
隼 も 続いて
今 、私 同級生 と 後輩 から
告白 されました …!?
なんという シチュエーション 。
二人 は じっと 目 を 見て 離さなかった 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。