第21話

# 21
1,542
2018/06/19 14:24
教室 に 着いても 、隼 と あの子 の 事 が


忘れられなくて 頭 に 入ってこない 授業 。
先生
あなた サン 。
大丈夫 ですか?
あなた

え?

先生
顔色 悪いですよ 。
あなた

大丈夫 です 。

先生
そう?
保健室 行ってきたら?
あなた

あ 、はい …

私 は 保健室 に 向かう 。
好きな人 の 事 思って


体調 おかしくなる って どうかしてる …
あなた

失礼します …

保健室 には 誰 も いない 。
ベッド に 横 に ならしてもらおう 。


二つ ある ベッド の 上 に 体 を 乗せる 。
寝転がるだけで 、こんなに 心 が 軽く


なるものなんだ …
あなた

はぁ ~





" ガラガラガラ … "





大野 千夏
失礼しま ~ す 。
あ 、あの子 の 声 …!
私 は 布団 に 顔 を 埋めた 。
大野 千夏
先生 、いないんだ 。
隼 ~ ありがとう 。
隼 !?
なんで 隼 が いるの …
小森 隼
おい 、大丈夫 か …?
大野 千夏
隼 と 来たら
治っちゃった …!
小森 隼
なんだそれ …
大野 千夏
隼 、私 
隼 の 事 好きだよ … 。
あの 、先輩 よりも 。
私 !?
小森 隼
何言ってんだよ 。
大野 千夏
ほんとだもん …
入学 した時 から
かっこいいな って
思ってて 、話してみると
優しくて 、面白くて …
どんどん 好きになった 。
小森 隼
千夏 …
大野 千夏
だから …!
小森 隼
ごめん 。
俺 、先輩 が 好きなんだ 。
隼 …?
大野 千夏
なんで 、よりによって
先輩 なわけ!?
小森 隼
俺 も びっくり してる 。
ずっと 、先輩 なんか
好きになるはずない って
思ってきたよ 。
大野 千夏
なら 、どうして …!
小森 隼
先輩 の 魅力 に 
惹かれた の かも しれない 。
大野 千夏
魅力 …?
小森 隼
先輩 、強がりに見えて
本当 は 素直 で 本当 に
いい人 だから 。
人 には 見せない 優しさ を
持っていて …
大野 千夏
そんなの 、私 だって …!
小森 隼
千夏 も 千夏 の
優しさ を 持ってるよ 。
大野 千夏
もう 、いい 。
出ていったみたい 。
コソッと 見てみよ 。
あなた

げっ!

隼 と 目 が あった 。
小森 隼
せ 、先輩 !?
あなた

ごめん ~
聞くつもり は
なかったんだよ ~ ?

小森 隼
全部 聞かれてましたか …!?
あなた

うん …

小森 隼
うぅ 。
恥ずかしい …
あなた

ありがとね!
そんな風 に 思っててくれて 。

小森 隼
いえいえ!
本当 の 事 ですから!
そういう 隼 の 笑顔 に 私 の 心臓 は


きつく 縛られたみたい に 苦しい 。
あなた

隼 って ほんと 私 の 事
好きだね 。

小森 隼
当たり前ですよ 。



ドキッ …




あなた

じゃ 、私 行くから!
じゃあね …!?

小森 隼
先輩 、ちょっと 待って 。
隼 に 腕 を 掴まれた 。
あなた

なに?

小森 隼
もう一回 、先輩 の 事
好きになりました 。
あ 、多分 ずっと
好きだったんですけどね 笑
あなた

もう …/////
やめてよ …/////

小森 隼
照れてる ~
先輩 、かわいっ
あなた

隼 、嫌い 。

小森 隼
えっ!?
ドア に 人影 が 。
小森 隼
先輩 、こっち …
腕 を 掴んで


ベッド の 影 に 隠れる 。
あなた

っ …

隼 との 距離 は 数センチ 。


動けば 肌 と 肌 が 触れ合って


ドキドキ が 止まらない 。
保健室 の 先生
あ 、忘れ物 した …
先生 が 出ていくと
小森 隼
こういうの いいですね …
と 、隣 で 笑う 隼 の 姿 。
あなた

かわいっ …

小森 隼
え?
あなた

あ 、別に …

小森 隼
あ 、熱 あがった …
隼 は 椅子 に 座って 顔 を 伏せる 。
あなた

え!
大丈夫!?

隼 に 近寄って 気 を かけた 。
小森 隼
もう!
先輩 の せいです 。
可愛すぎなんです!
だいすき なんです!!
どうしましょう!
と 、隼 が 言ったら




" ガラガラガラ "





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