教室 に 着いても 、隼 と あの子 の 事 が
忘れられなくて 頭 に 入ってこない 授業 。
私 は 保健室 に 向かう 。
好きな人 の 事 思って
体調 おかしくなる って どうかしてる …
保健室 には 誰 も いない 。
ベッド に 横 に ならしてもらおう 。
二つ ある ベッド の 上 に 体 を 乗せる 。
寝転がるだけで 、こんなに 心 が 軽く
なるものなんだ …
" ガラガラガラ … "
あ 、あの子 の 声 …!
私 は 布団 に 顔 を 埋めた 。
隼 !?
なんで 隼 が いるの …
私 !?
隼 …?
出ていったみたい 。
コソッと 見てみよ 。
隼 と 目 が あった 。
そういう 隼 の 笑顔 に 私 の 心臓 は
きつく 縛られたみたい に 苦しい 。
ドキッ …
隼 に 腕 を 掴まれた 。
ドア に 人影 が 。
腕 を 掴んで
ベッド の 影 に 隠れる 。
隼 との 距離 は 数センチ 。
動けば 肌 と 肌 が 触れ合って
ドキドキ が 止まらない 。
先生 が 出ていくと
と 、隣 で 笑う 隼 の 姿 。
隼 は 椅子 に 座って 顔 を 伏せる 。
隼 に 近寄って 気 を かけた 。
と 、隼 が 言ったら
" ガラガラガラ "
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。