ある日の学校の帰り道。
家の近所で新しいカフェがオープンしたと最近話題になっている。
たまたま通ったため、寄ることにした。
中に入ると、いい匂いと共にお洒落な店内を見回した。
私は店員の彼を見た瞬間一目惚れをした。
人生最大の一目惚れ。
背が高く、ふわふわな可愛い髪型に丸メガネがとても似合っていて、イケメン!
彼の後ろ姿に見とれながら着いていき、
席に着くと
はぁ……イケメン過ぎる。。
私は彼を見つめながらも注文を済ませて、届いた料理を食べながらも彼を気にしていた。
美味し過ぎて、夢中で食べ進めた。
そう言って私の前に座ったイケメンさん……
こんなイケメンさんがいるお店で勉強してたらドキドキが止まらないんだけど…
私は料理を食べ終えて、お会計を済ませる。
うわぁ…名前呼ばれた…
私はルンルンと家に帰った。
やばい、頭から離れない……
次の日。
学校に行っても彼の事が忘れられずにぼーっとしていた…
ギクッ…杏夏には全てお見通しか…
私は健太郎さんの事を全て話した。
杏夏の押しに負け、私と杏夏は学校の帰りに健太郎さんのお店に向かった。
席に着くと、杏夏がまた話しかけてくる。
そう言って杏夏は健太郎さんを呼び、注文する。
美味しい料理が並ぶと、杏夏が健太郎さんに話しかけた。
そういいながら良かったねと口パクで伝えてくる。
そう言って、杏夏はさっさと食べ終え、頑張!といいお店をあとにした……
杏夏が女神に見えてきた〜!!大感謝。
だって健太郎さんが勉強教えてくれるんだよ?
健太郎さんはお店をたたむ用意を始めた。
健太郎さんはお店をたたむと、私の前に座る。
いざ2人きりになると緊張が…
そう言って、私の教科書を覗き込む。
幸せ過ぎて倒れそうだけど、健太郎さんの教え方が上手すぎで全然学校より理解できる。
健太郎さん特製ケーキも食べれて…幸せ。
え、何?
このドキドキする感じ……
杏夏の声が聞こえてくる…「アタックして!」
うーん?
それって…私?!
なんてな笑そんな訳無い無い
ん?ん?何何?この展開
ぇぇぇぇ…!
その日から私達は必死に勉強を始めた。
そして……受験を受け…
合格発表の日。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!