第8話

❄️第7話❄️
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2020/11/30 15:25
―小春side―
もうすぐ6月。桜木高校では文化祭がおこなわれる月だ。

先生
先生
はーい、皆さん。
もうすぐ文化祭が始まります!
先生のその言葉を待ってました!とばかりに、騒ぎ始めるクラスメイト
モブ男子
モブ男子
っしゃ~、文化祭だ~!
司会
司会
やった~、出し物どうする~?
モブ男子
モブ男子
他校の可愛い子来るかな~?
司会
司会
どうせなら可愛い衣装着たいよね~
かくいう私も浮かれている内のひとりだ。
なんせ今年の文化祭はタクと付き合って初めての行事だからだ。
4月の終わりにタクに告白しようとした私だが、逆にタクに告白された。
新木 拓弥
新木 拓弥
俺、中学の時からお前が好きだった。
俺と付き合って下さい!
あの時のタクの台詞と、嬉しかった気持ちは今でも鮮明に覚えている。
そんなこんなで付き合った私達。
自分でいうのもなんだが、それなりにうまくいっていると思う。
先生
先生
はい、静かに。
これから文化祭実行委員を決めます。
誰かやりたい人はいますか?
文化祭実行委員と聞いて、騒がしかった教室は一気に静まりかえった。
みんな面倒なことはやりたくないのだ。
そんな中、1人だけ手を挙げた人がいた。
アンナだ。
三谷 アンナ
三谷 アンナ
は~い。私やりたいで~す!
面倒なことはさっさと終わらせようとばかりに、みんなが賛同した。
モブ男子
モブ男子
賛成!
司会
司会
三谷ちゃんなら、盛り上げもうまいしね!
先生
先生
じゃあ1人は三谷さんで決まりね。
あともう1人欲しいんだけど…
もう1人、と聞いて私はとっさに手を挙げた。
本宮 小春
本宮 小春
はい、私もやりたいです!
先生
先生
それでは実行委員は三谷さん、本宮さんにお願いします。
あとは、実行委員さん中心に出し物などを決めて下さい
話し合いの結果、私達のクラスは
男子が焼きそばの屋台、女子はイチゴ飴の屋台を出す事になった。
衣装は売り子、呼び子はチャイナ服を着ることになった。

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