第4話

❄️第3話❄️
49
2020/11/26 14:43
―小春side―
私は、放課後のお茶をしに、アンナと駅前のアンティークカフェ“シャングリラ”にやって来た。
席につき、それぞれが好きなものを注文した。
三谷 アンナ
三谷 アンナ
で?
私に何の話?
驚いた。
まさか見抜かれていたとは。
驚きを顔に出した私を見て、彼女はにやりと笑った。
三谷 アンナ
三谷 アンナ
あんたとは長い付き合いだもの。
分かって当然よ
確かにそうだ。
納得した私は、改めて本題に入った。
本宮 小春
本宮 小春
あの、タクの事なんだけど
そう切り出すと彼女の目が輝きだし、あきらかに興味津々といった顔になった。
けれども黙って続きを促してくる。
そんな彼女に、私は苦笑しながら続けた。
本宮 小春
本宮 小春
今度、告白しようと思うんだ

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