🐧「なぁ、もも」
信号待ちをしている時だった
🍑「ん、ッ」
いきなりだった
ミナに、キスされた
目の前には顔を真っ赤にしたミナ。
ミナを可愛いとは思うけど
全くドキリともしない私の心臓
突き刺さる他の信号待ちをしている他人達の視線
急に街中で何やってんの
と言ってしまいそうになったけど
ミナが可愛すぎて何も言えなかったから
とりあえず黙っといた。
🐧「……、、」
そしてミナも何も言わない。
急に何、まじどうしたの
今度こそ聞こうとしたら信号が青になった
🐧「……」
🍑「……」
黙って横断歩道を渡る
隣を見られない
渡り切ったところで
🐧「あの、さ、、」
横を見たら
いまにも泣きそうで
心なしかいつもより小さく見えるミナ
🍑「な、なに?」
🐧「あのさ…私達もう別れよう」
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更新サボって申し訳ありませんでした
どんどん更新します
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!