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第5話

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*  *  *


「ぷっ、ふふっ、何それー!
最中の声、外に聞かせたってこと?」
凪沙
もぉ〜、笑い話じゃないんですからね
「で?現場に乗り込みもしないで逃げちゃったの?」
凪沙
……はい
次の日…。

壁一面、大量の漫画。
インクの匂いが漂うマンションの一室。

笑い転げてるイケメンを目の前にして、私は昨日の出来事を事細かに話していた。


「ホント…、バカね」


高身長、高学歴、売れっ子漫画家。


「あ〜ぁ…。乗り込めば修羅場だったのに」


透き通るような白い肌にはシミもそばかすも無くて。

眼鏡の奥の瞳と少し長めのサラサラの髪は、日焼けしてない肌と対比をなしているような漆黒色。

すっと通った高い鼻に色気のある薄い唇。
ペンを握る細長い指先。

美しく、誰もが振り返る美貌の持ち主。

つまり、完璧。

凪沙
修羅場って...。それよりアキラ先生?
さっきから必死に何か書いてるのが気になるんですけど
ペンネームAKIRAことアキラ先生。
本名、田中史郎(タナカ シロウ)。
全くもって顔に似合わず普通の、いや…、地味なお名前。

ニヤニヤしながらペンを動かしてるこの人は、私が担当してる漫画家先生だ。


けれどその正体は…、