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第10話

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アキラ(史郎)
いいのよ。もう今日は仕事辞めるわ
握っていたGペンを放り投げ、立ち上がったアキラ先生は寝室へと歩き出す。
凪沙
…えっ?困ります!
ここで辞められたら本当に困る。

今週中に校正を終らせて校了しないと印刷が間に合わなくなってしまう。
凪沙
アキラ先生ー!!!
寝室のドアをガンガン叩きながら叫ぶけれど、返ってくる返事はなし。

こんなこと今まで一度もなかった。
仕事を途中で投げ出す人じゃなかったのに…

このままでは月刊T-araのAKIRAのページに穴が空いちゃうよ。
凪沙
はぁー…、
担当として失格だ… 私…

犯してしまった失敗に、溜息をつきながらドアの前にへたり込む。

すると…、
アキラ(史郎)
下間ちゃんの馬鹿力でドアが壊れちゃうでしょ。うるさいわね
凪沙
…えっ?嘘っ!

不機嫌そうに部屋から出てきた人物を上から下へ流し見して、また下から上へ視線を送る。

私はそれを、二度も繰り返した。