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第20話

❥20
携帯番号を変えれば、こうして蓮が現れると先生は思ってたんだ。

お揃いのネイルにしたのは、単に自分がしたかったから。

パスタを奢ってくれたのなんて、蓮の仕事が終わりそうな時間帯を計算した、ただの時間合わせ。

全てネタのため。
自分の漫画のため。


蓮のことを忘れさせてくれるために、連れ出してくれたんだと思ってた。


そんな訳ないのに…


ネイルサロンで並んで座って。
"綺麗になったじゃないの" と褒められたときは素直に嬉しかった。

スポーツ用品店で。
"こっち" "いや、こっち" なんて、わーわー言いながら赤いジャージを選んだときだって。

一緒にいると楽しいな。
そんなふうに思ってたのは私だけだったみたい。

壁ドンされて。
ドキドキして。
舞い上がって。


何やってるんだろ。いい歳して私…。