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第27話

❥27
凪沙
ボツ
ノートを奪い取った。
アキラ(史郎)
相変わらずキビシイ…
肩を竦めたアキラ先生を軽く睨みつけた。

どこがかっこよく書いてあるんだ。

ゴリラみたいなブサイクな男が、鼻の穴を広げたブタみたいな女の子と言い合いしてて。

つまり、私もブサイク。

その後ろでキラッキラの王子系キャラが "見苦しいな" なんて台詞を吐いている。

自分だけかっこよく書きやがって。
凪沙
蓮、この人はAKIRA。知ってるでしょ?
AKIRAって…、あの?
凪沙
そう。私の担当してる漫画家先生。浮気相手じゃないから。
これ以上醜態晒してると私達のこと漫画にされるわよ
私が握りつぶすから、そんなことにはならないけどね…というのは秘密にしておこう。
凪沙
もうここには二度と来ないで。
サヨナラ
蓮の思惑がハッキリわかった以上、こうしているのは時間の無駄だ。

バツが悪そうな顔をしてた蓮が「ごめん…」そう言いながら私へ背を向けた。

蓮の影がアパートの前から遠ざかる。

これで最後だ。

彼の後ろ姿が夜の闇の中へ消えるまで、これまでの8年間を思い出しながら、私はしっかりと見つめ続けた。