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第15話

❥15
神様はあまりにも不公平すぎる。

私はもともと女で、先生は男。のはず。

先生の細くて綺麗な指先は、私には眩しすぎる。

おまけに、全身からダダ漏れの女子力なんて敵いっこない。
凪沙
はぁー。先生といると私、惨め…

同じ色。同じデザインの自分の指先と見比べて、切ない溜息が零れた。
アキラ(史郎)
何言ってるのよ。早く食べないと冷めるわよ
笑顔さえも眩しい先生の顔をおかずに、フォークに絡めたパスタを口へ運んだ。
凪沙
わっ。これ美味しい
アキラ(史郎)
フフ。やっと笑顔になったわね
凪沙
え?
そういえば、昨日のことがあってから笑ってなかったかも。
アキラ(史郎)
アンタ、そうやって笑ってなさい。
ちょっとはブスがマシに見えるから
凪沙
はいはい
アキラ先生の辛口に笑顔で返す。

強引に女子会をしてくれたのは、先生の優しさであり、私のことを気遣ってくれてのことだと再確認。

優しいな…。

少なくともこの時。
蓮のことは、私の頭の中から抜け落ちていた。