第8話

8.体育祭(後半)
16
2019/02/13 11:40
陽向Part
ねぇ、!お願い!友達足ケガしちゃったの〜!
陽向
ん〜、そう言われても、、
私は今、友達に二人三脚に出てほしいと頼まれていた。

どうやら友達がケガをしてしまって、人数が足りないみたい。
陽向
私この後種目あるんだよね〜。
ほんっとお願い!!
一生のお願い!!
陽向
それ前も聞いたよ笑笑
んー、そんな困ってるなら出ようかな。二人三脚ってことはペアの子もいるんだろうし。
陽向
いいよ!出る!
おお!ありがと!
…後でやっぱ出ないとかヤダよ?
陽向
大丈夫だよ笑笑
女に二言はないっ!!
さっすがひなぁ!
そう言って桜が背中をバシンと叩いてくる。
相変わらずバカぢからだな…笑笑
んじゃあ、ペアあっちにいると思うから!よろしく!
陽向
えっ?あっちってどっち?!
そーいえば桜、2組の実行委員だっけ…
ねぇ、
陽向
…はい、ってかさじゃん。
私は瞬間的にイヤな顔になる。

なんの用だろ?
あのさー俺の二人三脚のペアの子知らね?
さっき転んでたから大丈夫かなーて
陽向
…………は?
もしかして私のペアって…
陽向
ケガした子って…
〇〇ちゃん?
私が恐る恐る聞くと、
あーそうそう。
どこにいる??
終わった………
その子の代わりが私だなんて言えない!
よりによってペアがコイツだなんて……!
あっいたいた!司〜!!
ペアはヒナになったからねー!
は?まじで?
ちょぉぉぉぉぉ!桜!!
陽向
ね、ねぇ、クラス違うし代わっちゃダメなんじゃないかな…?
私はこっそり桜に耳打ちする。
あっそれは大丈夫〜
私の権限でなんとかなる!笑
それに女に二言はないんでしょ?
権限って何……こわ…

もうこうなったらしょうがない!
陽向
よろしく
そう言って私は手をさしだす。
よろしくな。
アイツは私の手を取った。

けっこうがっしりしてる….。
♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。+..:*♡o。
はなPart


「次の種目は二人三脚です。」


アナウンスを聞いて、私はテントに戻った。
クマくんに、かさくんの勇姿を撮っておいてほしいとビデオカメラを渡されたからだ。
はな
かさくん何番目だっけ……
幻月
はな〜おつかれ
はな
あっツキ!おつかれ!
幻月
ビデオカメラ…?
何撮るの?
はな
あ〜ちょっとかさくんの二人三脚を撮る!
幻月
そっかそっか
かさくん女子とペアなんでしょ?
はな
そーなの?!
幻月
うん笑
話し合いで、話を聞いてなかったらそうなったって笑笑
はな
おぉ、かさくんらしいね、!
幻月
あれじゃない?
ツキが指さした方を見ると…
はな
え?! あれヒナ??
かさくんの二人三脚のペアはヒナだった。
幻月
え?あれ2組だよね?
私達が混乱してる間に、スタートの合図が鳴る。
陽向
うわっ!
ちょっと!
ヒナがコケそうになるのをかさくんが支える。

ヒナは最初文句を言ってるみたいだったけど、すぐに2人で笑いだした。


なんか、

青春ですね。笑笑

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