じろが全員に指示を出す…
うちは一応、若頭…
もしもの時のために護身用のナイフを持っている…
じろにはバレてたらしい…笑
じろの合図でオレンジ頭の子が動き出す…
その動きを見て、青色の頭の子が動く…
挟み撃ち…
うちは難なく避ける
遠くで見てるヤツらがコソコソと言っている…
圭くんたち…うちの心配もしろよ!!
うちは青色の頭の子の攻撃を交わしてその勢いのまま懐に入り込む…
ドカッ…
そして間髪入れずにオレンジ頭の子に迫る…
拳が飛んでくる…
うちは素早くしゃがみその拳を避け、すかさず足を払う…
そして馬乗りになり顔面を1発殴った…
うちが2発目を入れようとした時…
じろがうちの拳を受け止めた…
すると…
視界が急に真っ暗になった…
うちは深呼吸して周りをみた
うちは喧嘩する時、いつも手を抜いている…
今日みたいに本気を出すと周りが見えなくなって人を殺しかねない…
だから誰かうちを止めることができる人がそばにいる時にしか本気を出さない…
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!