第27話

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2021/06/29 14:27
ドラケン
ことり…
あなた
ビクッ


うちは無意識に体が強ばる…


ドラケン
そんなに警戒しなくても大丈夫だぞ。


堅ちゃんはうちの頭を撫でてくれた


ミツヤ
遠慮しなくていい。
お前はこの先どうしたいの??
あなた
うちは…


うちの本音…


喉まででかかった言葉は出てこない…


また怒らせてしまうかも知れない…


今度こそ呆れられるかもしれない…


そう思うと手に力が篭もる。


ドラケン
ちゃんとお前の口から聞かせてくれ。
お前の…あなたの名前の本当の気持ちを。


堅ちゃんたちは真っ直ぐ私を見ていた


その目はいつも以上に真剣だった


うちはその目に逆らうことなんて出来なかった


あなた
本当は帰りたくなんてない…


1度本音言ってしまえばあとはもうスラスラと言葉が出てきた


それと同時にうちの目からは涙がこぼれた


あなた
みんなに会いたくて…またあの頃みたいに一緒に居たくて帰ってきたの。
あなた
あの頃みたいに笑いあえたらどれだけ良かったか…
あなた
でも…
それだけではいられなくなって…
あなた
うちはもうあの頃みたいに無邪気に生きられる立場じゃなくて、いつか周りを巻き込むんじゃないかって…
ミツヤ
そんなこと…
あなた
そんなことじゃないよ!!


たかちゃんはそんなことないって言おうとしたんだろう…


でもうちは違う…


あなた
知ってた??
人ってあっという間に死ぬんだよ??
あなた
うちのお父さんとお母さんもそうだった。
いつも通りの朝をすごして、でも帰ったら両親はもう居なかった。もう帰ってこなかった。
あなた
当たり前に、当然にいつも通りの明日が来ると思ってた。だけど、違った…
あなた
普通なんてものは思っていたよりも脆くて…
当たり前なんてものもなかったんだよ…


そう。


当たり前のように明日が来ることなんて保証されていない。


毎日が同じように過ぎていくなんてのは勝手な思い上がりで…


先のことなんて全く分からない…


あなた
先のことなんて分からない…
いつかうちがみんなを巻き込むか分からない…
そうなる前に…離れたかった…


うちが一通り言い終わると沈黙が続いた
















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