やわらかい風
今度はどんな出会いが待ってるのだろうか
私立苺学園に入学するあなた。
校門に向かい歩き出す。
青春への第一歩
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ドンッ
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教室到着
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ころんside
窓が空いていて
サラサラと揺れる髪
なんか綺麗だな
目も凄い吸い込まれそう
よく見ると綺麗な顔してて可愛いのに……
喋らなければ...
って!え!?
僕...なんで可愛いとか綺麗とか思ってんの!?
いやいやいや、コイツなんか可愛くないし...
ガラガラガラ
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無事に入学式は終了
教室
はい!○○です。よろしくお願いします
○△です。
順々に皆の自己紹介が終わっていった
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いつの間にかころんは眠りに落ちた
ころんside
やっぱり綺麗な顔はしてるんだよ
性格がちょっとあれだけど
でも不思議にあなた?の事をもっと知りたいって思ってしまう
今日会ったばっかりなのに
いや、こんな事考えちゃダメだよ!
他の女子と変わらないよ
そんな事思おうとしても
出来なくて
ダメだ。考えるのやめよう。
答えが出るまで、考えるのはやめる
ころんside
寝ぼけているのだろうか
僕を紅宮さん?だと思ってるらしい
僕が戸惑っていると
抱き締められた
僕は顔を真っ赤になってると思う
自分でも分かるほどに
あなたは気付いたのだろうか
あなたside
あれ?私寝てたww
誰かいるな...
謝るか
いつも(っ´>ω<))ω-`)ギュッ♡ってすると許してくれるから
ギュー
ん?あれ?
なんか...
え!ころん?
あれ、私...やっちゃった?ヤバいやつじゃん
ころん?顔真っ赤..からかってやるか
いつでもしてあげるよはヤバいw言わなければ良かった
心の中で後悔してたら
ちょ、ちょっと待って!
これ、抱き締められてる?
でも、何故か嫌ではない...
これって恋..?な訳ないよ..うんうん
そう思っておこう
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ころんの顔は真っ赤
あなたの顔も真っ赤
お互い照れながらも、2人で帰りました
あの感情を恋だと知るのはまだまだ先のお話...
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。