第4話

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2018/08/21 13:55
大野side
あなたが事故にあってから1週間が経った。
今日も俺たちはあなたのお見舞いに来ていた。

ニノは1回もあなたのお見舞いに来ていない
あなたが事故に遭って以来家に引きこもっているらしい
相葉くん
ニノ今日も来ないのかな?
松潤
もう来ないんじゃないか?😠💢
翔くん
ちょ、松潤
その言い方は…
松潤
なんだよ!!
ニノは現実から逃げてるんだぞ!!
そんな奴にあなたを守る資格なんて!!
大野くん
松潤、落ち着け
お前の気持ちは分かるけど、ニノは俺たちよりずっとあなたの事を大切に思ってる。
俺たちよりあなたと一緒にいるんだ。
仕方ないだろ。

俺が今度様子見に行くから。
松潤
分かってるよ。
ごめん。頭冷やしてくる
そう言って松潤は去っていった
相葉くん
(あなたが事故にあってからみんなバラバラになっていってる気がするんだけど気のせいかな?)
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数日後
ニノの家に来た大野
大野くん
「コンコン」
ニノ?いるの?

入るよ。
ニノ
大野さん……
何しに来たの?
俺はニノの姿を見てびっくりした。
ニノの目は腫れていて、手首は傷だらけだった。
大野くん
ニ、ニノ?
その手首の傷は?
ニノ
分からない?
リストカットの後だよ。
大野くん
!?
なんでそんな事してるの!!
ニノ
死ぬんだよ。死にたいんだよ。
もしあなたが目を覚ましても俺はあなたに会う資格がないんだよ。
だから、死にたいんだよ。
「パンッ!!」
気づいたら俺はニノの事を殴っていた。


ニノは理解出来ていない様子だった。

でも俺はすごく頭にきていた。
大野くん
ふざけるなよ!!
お前があなたに会う資格がない?
そんなことはあなたが決めることだ!!
お前が勝手に決めることじゃないんだよ!!
もしあなたが目を覚ましてお前がいなかったら、あなたどう思うと思う?
お前はあなたのことが好きなんだろ?
だったら何があっても守りきれよ!
こんな事で諦めるなよ!!
ニノ
(!?
なんで大野さんは俺があなたが好きって知ってるんだ。
でも確かに大野さんが言ってることは正しいよな。
これで俺が諦めたらダメだよな。)

ごめん大野さん
大野さんが言ってる通りだね。
ごめん。
俺自分の事しか考えてなかったよ。
大野くん
分かったらいいよ
俺もごめんね。殴ったりして

じゃあ、帰るね。
あなたのお見舞い来てやってね。
ニノ
(大野さんは俺が思ってることなんて、お見通しなんだな。
さすが小学校から一緒にいるだけあるな。)

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