第8話

6話
10
2021/08/07 01:36
   その後

毎日の様に、電話をする2人
あの、買い物から
1週間ぶりに会う。


秋音「いらっしゃい。」
2人で色々話して居ると。

秋音「零さんて、どこに住んでるんですか?」
零「イヤ、家はないよ。」

秋音「えっ?じゃあどこで寝てるんですか?」

零「木の上とか、空き家とか。」

秋音「零さんて、ホームレスさんか何かですか?
でも、会う時ちゃんと毎回服違うし。」

秋音は少し考える。

秋音「あの、もし良かったら家に泊まりますか?」

零「えっ?」

秋音「ほら、もうすぐ梅雨にもなるし。
心配ですよ。
もし良かったら。」

零「秋音くんがいいんなら。」

秋音「全然いいですよ。
それに、秋音でいいですよ。」


この日から、秋音の家に世話になることになった零


次の日

昨日の時に、パジャマや歯ブラシなどが
何も無いと言う事で。
ホームセンターに買い物に行く事になった。

秋音の家の庭

弥勒「良かったわね、同棲ってやつ。
それで、買い物行くんでしょ?」

零「お前、俺たちの事のぞいてるのか?」

弥勒「うん。あんたの反応が面白くって
そうだけど、あんたお金どのくらいあるの?
無いでしょそんなに。
秋音に出させる気。」

零「あっ。」

弥勒は、零にお金を渡す。
弥勒「これ。
何か、私あんたの母親みたい。」


そう言って、消えて行った。


買い物の日

2人で、ホームセンターで買い物が終わって帰る途中。

急に雨が降って来た。

秋音「凄い雨。」

走って家に急ぐ2人

零((オレはすぐに着けるけど
秋音も、くっつけば飛んで行けるけど
さすがに、ビックリする所じゃすまなくなるよな))

ようやく、家に付く2人

秋音「濡れちゃったから、シャワー浴びましょう。」

零「秋音から入れ。」

秋音「零さんが、風邪ひいちゃいます。
もう、2人で入っちゃいましょう。
男同士何だから。」

零「えっ、ちょっ。」

秋音「先、行ってますから。」

零「...ああ...。」
秋音が、シャワーを浴びる。
そこに、零が入って来る。

秋音「温かいですよ。
かけて下さい。」

零「ありがとう。」

頭からシャワーを浴びる。
秋音「ついでに、
シャンプーもしちゃいましょう。」

零「そうだな。」


風呂から出て体をふく
後ろから、視線を感じる零

零「どうした?」

秋音「イヤ、零さんて何かスポーツしてます?」

零「何で?」

秋音「えっ、体鍛えられてるから
同じ、男でもカッコいいなって体してるから。」

零「特に何もしてないよ。」

秋音「オレ、骨格が細いし
食べてもそんなに太らないから。
何か、憧れる体だなぁって。」

零「オレは、秋音の体キレイだと思うけど
細いけど、棒みたいじゃなくて
ちゃんと付くところには
筋肉ついてるし。」

秋音「それはまあ、家でできる筋トレとか
頑張ってますから。」


2人は服を着て。
買って来た物をかたずけ。


零は初めて秋音の、手料理を食べる。


零は、この瞬間のために
食べれない物を、食べれる様になった事を
嬉しく思った。

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