第6話

この声届けend
34
2020/01/05 13:36
私は、麻里ちゃんの止まった歯車を動かすことが出来たのかな。
そんな表面上じゃなくて…本当の麻里ちゃんの人生の歯車を。
↑本家です
風華
どう…かな…ッ
麻里ちゃんのことを思って一生懸命歌った曲。2週間くらい前に投稿した。
ねぇ…再生回数471。高評価25。低評価4。…頑張ったよ…


























風華
「麻里ちゃん背高いし可愛いからいいよね〜…‪w」
麻里
「何言ってんのかわかんない(((」
風華
「ちょっと大丈夫?(((」





































麻里
「ふうちゃんはさ、どんな自分になりたい?」
風華
「んー…誰かを救えたら、それでいいかな。
最近自殺増えてるじゃん?だから人生で悩んでる人を救いたいな。」
麻里
「そっか…」




























…今思えば小さな友達の命さえ救えてないじゃん…
麻里
…ッ…
麻里ちゃんから、涙が一筋流れる。
麻里
ふ…う…ちゃん…ッ…グスッ…
風華
…?
麻里
ありがとう…










































麻里
夢を叶えてくれて…!
風華
麻里…ちゃん…?
麻里
うん…全部…何もかも…思い出したよ…
麻里
ふうちゃんが…ぁ…グスッ…僕を…救ってくれたんだよぉ…ヒッグ…
風華
麻里ちゃん!!!!
私は麻里ちゃんに抱きつく。
風華
よかった…本当によかった…!
麻里
ヒッグ…ふうちゃんは…グスッ…人を…うぅ…救えたんだよ……ヒグッ…
あれから嬉し涙で2人とも顔がぐちゃぐちゃで笑ってたっけ。起きたのは夕方で看護師さんに起こされた。
麻里ちゃんはまだ寝てたけど、そっとしておいた。
〜1年後〜
あれから1年。何回かだけど、麻里ちゃんの病院に足を運んでいる。そして学校のことを話したり、紫ちゃんの弟くんの話を聞く。
だけど、前よりも点滴の量が増えた気がする。余命4年だったっけ…これじゃ来年、再来年どうなるんだか…‪w
私、成長したのかな。麻里ちゃんが夢に見てた歌い手。
1年経ち、もう少しでチャンネル登録者1000人が来る…結構早い方じゃないかな?365日あって一日に2,3人くらい登録してくれてるのかな?
紫ちゃんには名前を教えてと言われたが、言ってない。言わないことにしている。
カーテンを開けると、冬だと言うのに日差しが眩しい。
確か麻里ちゃんと出会った時もこんな天気だったっけ…でも確か、雨上がりで道端にまだ水溜まりがあった気がするね…‪w
風華
ふぅ…
私は一息をつく。
風華
今日も私は歌うよ
君に見つけてもらうために。
君に声を届けるために。そして…
風華
誰かを救うために。
風華
この声届け。
そう私は呟いた
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彩月茅夏
完成2019/11/30
彩月茅夏
こんな未来、あったらいいですね
彩月茅夏
ちなみに私は書いてる途中に何回か泣きました‪w
彩月茅夏
この小説では、1年で学んだ夢の大切さ。自分らしさを表現しました。
彩月茅夏
※これは3分の2くらいフィクションです。
※実際?リアルは記憶あります。
※名前は仮名が多いです。

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