私は、麻里ちゃんの止まった歯車を動かすことが出来たのかな。
そんな表面上じゃなくて…本当の麻里ちゃんの人生の歯車を。
↑本家です
麻里ちゃんのことを思って一生懸命歌った曲。2週間くらい前に投稿した。
ねぇ…再生回数471。高評価25。低評価4。…頑張ったよ…
…今思えば小さな友達の命さえ救えてないじゃん…
麻里ちゃんから、涙が一筋流れる。
私は麻里ちゃんに抱きつく。
あれから嬉し涙で2人とも顔がぐちゃぐちゃで笑ってたっけ。起きたのは夕方で看護師さんに起こされた。
麻里ちゃんはまだ寝てたけど、そっとしておいた。
〜1年後〜
あれから1年。何回かだけど、麻里ちゃんの病院に足を運んでいる。そして学校のことを話したり、紫ちゃんの弟くんの話を聞く。
だけど、前よりも点滴の量が増えた気がする。余命4年だったっけ…これじゃ来年、再来年どうなるんだか…w
私、成長したのかな。麻里ちゃんが夢に見てた歌い手。
1年経ち、もう少しでチャンネル登録者1000人が来る…結構早い方じゃないかな?365日あって一日に2,3人くらい登録してくれてるのかな?
紫ちゃんには名前を教えてと言われたが、言ってない。言わないことにしている。
カーテンを開けると、冬だと言うのに日差しが眩しい。
確か麻里ちゃんと出会った時もこんな天気だったっけ…でも確か、雨上がりで道端にまだ水溜まりがあった気がするね…w
私は一息をつく。
君に見つけてもらうために。
君に声を届けるために。そして…
そう私は呟いた
ーーーーーーーーーーーーーーーー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。