…人を…笑顔にする…
あれ…涙が…おかしいな…w
僕にとって最高の笑顔で答える。
ピカッ____
急に目の前が真っ白になり、光が差した。
そして、だんだん光が弱くなってきた。
静夜さんも。あの神社もなかった。
もちろんはるくんも___
神社がなくなった草原に頭を下げる。
そしてまた家に向かう。
後ろからそう聞こえたが、振り向かないようにしよう。
静夜さんの大きな背中はもう見れない。もう追いかけれない。
けど…
今度は僕の背中を誰かが追いかけれるようにしたい
家に帰ると昨日と一昨日の6万円がポストの中に入っていた。
そういえば昨日学校サボってたな〜…w
…静夜さんから貰ったお金…全部で9万円
なんだかんだ言っていらないんだけどな〜…w
何もかも静夜さんに貰ってばっかりだw
〜5年後〜
…懐かしいな…
…これが正しい答えかは分からない。でも…
挑戦するだけでも価値があるんじゃないかな?
僕は続けるよ。
みんなを笑顔にさせ続けるために。
家に帰り、テレビを付ける。
テレビの画面を消して外の空気を吸う。
また飛んできた紙飛行機をとる。
僕らの力でみんなが幸せになる…
それって、とっても嬉しいことだと思う。
それに気づかせてくれた静夜さん達のことなんか忘れない。絶対に。
“困っている人なんか放っておけない”
そんな人に、僕はなれるようにこれからもずっと努力し続ける。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。