次はしんぺい神様だ。この前の戦争の怪我人の手当で忙しかったのか、最近はお疲れに見える。
コンコン
おっ、起きてた。
ガチャ
白衣を着て、カルテに何か書かれいる。
近くに寄り、朝食の時間を伝えようとすると、急に手を捕まれ、しんぺい神様の方へ引き寄せられた。
と聞くと、
カタ:( ;´꒳`;):カタ
明らかに動揺し、嫌がっている私を見て、しんぺい神様はにたにた笑いながら、まぁ、強制だけど。と言い、私の口の中に薬を突っ込んできた。
いきなりの事で飲み込んでしまった私の周りは、白い煙で包まれていく。
軽い頭痛に襲われ、目をパチパチとして周りを見渡す。白い煙はいつの間にか消えていて、しんぺい神様を見る。
何を言ってるのかさっぱり分からなくて、首を傾げる。
すると、さっきより周りの物が大きくなった気が……それに、服がだぼだぼになった気が……ん?やばくないかそれ……。
呑気にぎゅーっと抱き着いてくる彼はきっと頭がおかしいと思う。
ガチャ
ドアの先には、オスマン様とひとらんらん様とシャオロン様がいた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。