オンマのことはジフンに任せて、私は汗だくになった身体を流しに行く。
ジフンと付き合えてしまった。
仮じゃなく、本当の恋人に。
嬉しい。
今までで一番。
でも、やっぱり私
私は1人にしか時間割くことが出来ないのがとっても嫌だった。
友達ともたくさん遊びたいし、その時間も大切にしたい。
でもそうすると、嫉妬させちゃう。
彼女失格なのはわかってるつもりなんだけど。
洗い流して身体を拭いたら制服を着た。
髪はしっかり乾かして、リビングへ戻る。
あなた母
「ジフンくん、朝ごはん一緒に食べて行くからね」
あなた母
「だからはやく散歩行ってきなさーい」
あ、忘れてた(おい)
どうしよう。もう制服着ちゃったよ。
あなた母
「きゃー!!ジフンさすがね!」
いやいや。
良く言えるねそんなこと。
私には無理だわ。
こういうこと言うのがカレカノなの?
昔見たはやく別れるカップルかよ。
物真似かい!
逃げた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。