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第2話

俺らの普通。
3,399
2019/03/22 03:12
坂田
うらさん…
ひょいひょいと、服の袖を引かれる。
振り返ると坂田が居た。
坂田悠、俺のまぁ…彼氏?
ん、?旦那?あれぇ、、、?
浦田
な、なに?
俺の耳に囁くように言った。
「耳と尻尾、出てるよ。」
、と。
浦田
へ、嘘っ、!?
俺が慌てると坂田はギュッと優しく抱きしめてくれる。
ふっと力が抜けると、耳が戻った様な感覚になった。
坂田
ほら、大丈夫や!
にこっと笑う坂田。
俺は短く「ありがと」と返す。
素っ気ないなぁ、なんて思ったけどね。

俺達は猫族。
まぁ、pi〇ivとかにある猫化みたいな感じ。
ただ、猫族にも掟があって人間にバレちゃ駄目っていう、ね。

めんどくせぇなぁ…。
坂田
っていうか、またアイスに釣られたんでしょ?
浦田
Σ(・ω・;)ギクッ
そう、俺の好きな食べ物はアイス。
GODIVAに限る。()
クラスメイトの奴にGODIVA見せられた時の反応を面白がられるのだ。
ついでに興奮して耳と尻尾が出る為、
なんとまぁ、めんどくさい。
坂田
そろそろ部活行かんと怪しまれるで!
浦田
だなぁ…
俺らは軽音部に入っている。
結構特殊な。
もちろん俺達だけじゃなくて他にもいるけどね。
真冬
あっ、いたぁ!浦田さーん!さかたーん!
あそこの天使は相川真冬。
高一で俺らの後輩。
彼方
遅いぞぉ〜!
向こうで叫んでるのは彼方先輩。
一ノ瀬彼方先輩。
あの二人はユニットを組んでいるのだ。

あ、俺達の活動内容はね、
ニコニコっていうサイトで動画アップするんだ。
coverとかoriginalとか。

真冬は作詞作曲出来てすごいし、
彼方先輩はMIXの神。
よく2人には依頼をしている。
浦田
ごめんなさーい!
坂田
今行きマース

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