学校の校門をくぐる｡
駐輪場には沢山の生徒がいるが､
みんな頭の上に数字が並んでいる｡
正直､この景色は気持ちが悪い｡
全てがわかってしまう｡
長生きするのも､
早死するのも｡
自分には見えてしまう｡
「あなたはいついつ死にますよ｡」
なんて言ったって､
誰も信じない｡
この先僕は､この訳のわからない能力を
一生背負わなければならないのだろうか｡
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第5話 ⌛
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