あなた「あぁ……うちのベッド…」
おやすみ
なに……なんかフワフワ…浮いてへん?
夢か…なんか見える
宿儺さん…とうち?というか絹姫やった頃のうちか……懐かしい
なんか話してる…
あなた「宿儺さん!料理作って見たんですけど食べてくれませんか!?」
宿儺「ほう…オマエが料理とはな」
あなた「味はまぁ…食べられる範囲内!だと思います」
宿儺「味見はしたのか?」
あなた「してません」
宿儺「俺に毒味をさせるのはオマエくらいだ」
あなた「あはは……あの…味はどうですか?」
宿儺「美味い」
あなた「本当ですか!?良かった〜」
五条「おつかれサマンサー!!!」
あなた「………。」
五条「おはよ〜あなた、朝だよ!」
あなた「………。」
五条「報告書は~?」
あなた「…チッ……誰じゃ銀髪…」
五条「高専内に銀髪は僕しかいないでしょ〜。あ、棘も見えなく無いか」
あなた「そんなんどうでもええねんこっちは熟睡中かてのに朝っぱらからやかましいで静かにして貰えます?」
五条「寝起き悪いね」
あなた「夢を妨げられたんでね」
五条「そんなにいい夢だった?」
あなた「うん。幸せな夢」
そういえば…うちが食に興味を持ち始めるきっかけになったのは宿儺さんやったね……
五条「報告書、書いた?」
あなた「まだ。昨日は呪力なくなりそうやったさかい、寝た」
五条「2級相手に?」
あなた「2級やなかったっぽいで?意思疎通はできたし。呪霊も特級寄りの1級って言うとった」
五条「にしてはあなたは大丈夫そうだよね」
あなた「ん、絹姫の術式でパパっと」
五条「なるほどね〜。あなたに問題です」
あなた「急やな」
五条「数日前、あなたは上層部に呼び出されました。そして昨日、任務内容について間違った情報が伝わっていました。さて、これが意味するものは?」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!