あなた「昇霊ノ舞・終焉」
呪霊「เห…!!!」
五条「いいね。ちゃんと祓えてる」
夜蛾「あなた、絹姫の術式について詳しく話してくれないか。どの文献を読んでも術式については詳しく書かれていなかった」
あなた「はい。絹姫の術式は舞踊昇霊術です。この術式は3つの舞で構成されています。昇霊ノ舞・終焉、治癒ノ舞・癒合、襲撃ノ舞・進攻、この3つです」
五条「今見たのが終焉ね」
あなた「うん。終焉は今見てもろた通り呪霊を強制的に祓えます。この技は相手の実力が上なだけ自分に帰ってきます」
夜蛾「呪言みたいなイメージか」
あなた「そうですね。次に癒合ですが、これは文字通り回復技です。そやけどこの技は反転術式ほど性能がええものちゃいます」
夜蛾「と言うと?」
あなた「出血箇所を塞ぐことと体力回復しかできず、自分以外に使用することは不可です」
五条「体力回復は反転術式でもできない。これは大きいよ」
あなた「せやったらええけど。最後に進攻です。こらまあ、攻撃技ですね。この扇でスパァン!と…以上です」
夜蛾「最後の技の説明はそれだけか?」
あなた「こればっかりはほんまに感覚でやってるんで…」
五条「あなたは天才肌だ笑」
夜蛾「そうか…助かった。ありがとう」
あなた「いえいえ」
五条「よし、次はあなたの術式ね」
あなた「何したらええ?」
五条「体術で勝負しようか。あなたは術式アリ、僕はナシ。あなたの空間での身のこなしを見たい」
あなた「術式なしって言うても特級と2級やで?やるけど」
五条「いいじゃんいいじゃん。じゃあ、初め」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!