あなたside
一緒に食べ始めて2週間。
昔イジメられてたことを話そうかな……とか思ってる
この人は信用できるって思った。
まだ分からないけど
それとバレーのポジションを聞きたい
セッター……
私と同じか
そっか
そっか
……
言ってしまおうか……
この人は私を知ろうとしてくれている
いい意味で
うん。
言おう
それから全部話したバレー部だったことも、酷いイジメを受けたことも
バレーが怖くなったことも
全部。
赤葦は優しく包み込むような声で言った
私はもう死のうなんて意思は薄くなってた
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。