第3話

白いワンピース
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2018/12/15 07:43
どんっ!

いたた、、、

「あ、あの、、、」

下から声が聞こえてきた

僕は女の子を押し倒していたことに気づいた

「うわぁぁっ!」

僕とぶつかった誰かは
漆黒の髪を持ち、
純白のワンピースを着こなした
かわいらしい女の子だった

「ご、ごめん!僕前を見てなくて!」

「私こそっ!ごめんなさい!」

どきどき

なぜか心臓がすごいスピードで
なっていた

多分今僕の顔は
真っ赤だ

一刻も早くこの場から
逃げ出したかった

「じゃあっ!ぼ、僕はこれで!」

よし、早く帰るぞ

恥ずかしいから
後ろを向いて歩きだす

「待って!」

あの子の声

僕は振り返る

「あなた、この街はじめて?」

「え?そうだけど」

「なら、案内してあげる!」

「えぇ?」

「ぶつかったお詫びに!」









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