第4話

道案内
32
2018/12/15 22:29
「案内してあげる!」

え?今なんて?

ていうか、この子
知らない人相手に
警戒心なさすぎだろ

「え、ぼ、僕は」

「いいの、遠慮しないで」

彼女は僕の手を握る

「ぅえっ!?」

彼女は走り出す

僕の手を掴んだまま






森についた

「ふぅ、結構奥まで来たねー」

「ぜぇ、、、はぁぁ、、、」

僕の「人参よりちょっと強い」レベルの
足は彼女のはやさについていけなかった

彼女が口を開いた

「そういえば、自己紹介まだだったよね」

そうだ、まだ彼女の名前を聞いていない

「私はマリ
緒方真里っていうの
あなたは?」

「僕は板尾蒼太よろしく」

僕も一応名乗っておく

「蒼太はいつまでここにいるの?」

「しばらくいるよ」

「なら、またここで会おうよ!」

「えっ!?」

「じゃあね!」


なんなんだ、この子は、、、

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