大きなアラームの音で私は目を覚ます。
時間は……7時半。
よし。
私は洗面所で顔を洗い、
長い髪をアイロンでストレートにする。
巻くのはあんまり得意じゃない。
学校ではいつもポニーテールだし。
髪のセットが終わり、
昨日寝る前に準備していた服を着る。
お、いい感じ!
にしても……どこに行くんだろ。
それから、朝ごはんを食べ、歯磨きをし、準備を済ませた。
スマホを見ると、時刻は8時50分。
待ち合わせは9時。
やばっ!
私は駅の近くの公園まで走って向かった。
結局10分遅れてしまった。
あー。
私たち、普通のカップルじゃないわ……
でも、なんで知ってるんだろ。
そんな話したっけ?
想像?
私ってそんなに絶叫好きそうかな。
なんか……
色々と見透かされてそうだな。
ちょっとずるい。
今日は私も観察してみよっと。
それから、私たちは電車とバスに乗り、隣町の大きな遊園地に行った。
フリーパスを買い、早速人気のジェットコースターの列に並ぶ。
そう……なんだ。
お互い……
片方の親を失ってるんだ。
なんか暗い雰囲気になっちゃった……
それから、私たちは超人気ジェットコースターに乗った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。