私とひろは放課後の教室に残り、あの話をすることにした。
すっごい余裕かましてるように見えるかもしれないけど、めっちゃ心臓バクバクしてるよ……
やばい。
正直、昨日は今までのこの会話やこの関係が崩れるんじゃないかって思った。
でも、今は勇気出してよかったと思う。
それから、私たちは昇降口を出て、帰ることに。
そこまで驚かなくてもいいのに……
ほうほう!!
聞きたい聞きたい!!
てか、素直じゃないところ好きなんだ。
ひろも変わり者だね。
やっぱりね。
そう来ると思ったよ。
あ……
あれ言っておかないと。
今日みたいなあんなこと、もう絶対やだ!
こうなったら、隠すしかない。
そうして、私は家に帰った。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。