…どういうことですか…?
創造神の資格がないって…
…私たち姉妹は
本物の創造神様の[代わり]だったの
代わり…?
本物の創造神様の後継者様が力を上手く扱えるようになるまでの時間稼ぎというか…そんな感じなのよ
…じゃあなんで?
なんで私は光の神にしたんですか…
本物の創造神様は…?
私です
そう優しげな声が聞こえた
その声は神綺だった
実は…ずっと言いたかったことがあります
ありがとうございます!
そう笑顔で言った
私はずっと感謝したかったんです
この世界を守ってくださって
ありがとうございます
………それで?
あなたを光の神にしてしまった
理由ですよね
神綺は深呼吸をしてから話し始めた
…黒子はね
自分自身に消す程度の能力を
使ってしまったのよ
…え
しかも知らないうちにね
あの子は生まれて
もう数万年は経っているわ
しかも生まれてからずっとあの
「消す程度の能力」を持っていた
あの子は永遠に悲しく過ごさなければ
ならなくなってしまっていたの
まさか…あの子と仲良く
過ごさせるために…?
そうね
とても辛いことをしてしまったわ
本当にごめんなさい
あなたは黒子とは全く逆の能力を
持っていた
だからちょうどいいと思ってしまったのよ
…もう、大丈夫です
私は…あの子と共に永久に生きていきます
いつまでも一緒に
ありがとう
さて、お別れね
私たち姉妹は死者
あなたは生者
ほんとうは交わってはいけない
でも…最後に
元創造神の2人はユキを優しく抱きしめた
ありがとう
いや…!
行かないで!!
ユキ!!!
……ん……?
あ…れ……ここは…?
ユキ!
ユキぃ!!!
わわ!?
良かったです!
…もう、無理はしないで
二度と…ね
…そうせざるを得ないときでなければ
しないよ
絶対だよ
じゃなきゃ斬るよ
え、傷つけられるの!?
当たり前でしょ
約束は守ってよ
そして数日の日が流れ
博麗神社ー宴会場
ゆ〜き、ゆ〜き♪
よしよし
黒子はユキの膝に頭を乗せて嬉しそうにしていた
それはまるで子供のように
…なんか、すごく甘えん坊だね
黒子は元々結構甘えん坊だよ?
あの、なんで私まで
呼ばれてるんですか…?
創造神様、あなたの事を祝う意味も
持っていますから
は…はぁ……そうですか…
あ〜お〜
はいはい。なんですか
なんで適当なのよ…
酔っぱらいは嫌いですよ?
も〜〜!!
全く…
ほら、外に出ましょう。
夜風にあたってその酒酔いを何とかしましょう
むぅ〜〜
お嬢様少しは酔いが覚めましたか?
…覚めてるわよ
これからどうなさいますか?
う〜ん…
ちょっとだけ異変でも
起こしてみたりしてみる?
ふふ、それは面白そうですね
な〜んてね
冗談よ
これまで通り生活していくわ
私はお嬢様に従います
……
み〜れい
…どうしたのよ
なんで隅っこで座ってんの?
みんなのところに行こうよ!
いいわよ。
今回のメインはユキと創造神様
私には関係はないわ
なら僕はここにいようかな!
は?
だって友達だろ?
君が死ねなくても僕は死ぬまで
君のそばにいるからさ
…ふふ
あんたらしいわね
なぁ、エリカ
??
どうしたの?ダークちゃん
美月はどこだ?
見当たらないが…
なんか…どこかに行っちゃったよ
博麗神社周辺の森にて
…なんでまだ残ってるのかな?
お父さんが出現させた悪魔達
そっか…私は
本物の悪魔は…私なんだね
美月!!
…なんで来るのかなぁ…
私は悪魔なんだよ?
ユキは美月を抱きしめた
なんで…なんで優しくしてくれるの…
ユキ…大丈夫だよ
美月は…優しい吸血鬼なんだから
そんなわけないじゃん!!
だって未だに力が上手く使えないんだよ!!?
不完全だから何?
美月は美月じゃん
……
悪魔達…消えなさい
我が光の神の力に平伏しなさい
悪魔達は姿を消した
美月、行こう!
みんなのところに
…うん!
あ!美月さん
ユキ!美月!おかえり!
美月さん、1人で
抱え込んじゃダメだからね?
あと、無理もしちゃダメです
あなたからはユキさんと
同じような感じがします
あら、奇遇ね
私も思ってたところよ
美月、みんな
あなたの味方よ
だから悩みもみんな共有しましょう
…うん……
ふふ…
あ…みんな集まって
少し影人がこの世界に残ってるみたい
なるほど
それらがいなくなるまでは
私達の役目はおわらないな
さぁ、行こう
えぇ
皆がいれば!!
どんな壁があっても…
乗り越えて見せよう!!
行くよ。みんな
少女達の戦いは終わらない
その絆が絶えるまで
全ての異変を解決するため
少女たちの歩みは止まることは無い
----------------------------------終わり---------------------------------
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