今日はクラス替え
みんなきゃーきゃー言いながらクラスに入り、席に座っている
私は2-Aの後ろの窓側から2番目の席だった
その席に座っていると
『キャー!猪狩くんと同じ教室だー💗』などの声が聞こえた
そう、猪狩くんは女子にすごく人気なのだ
私も密かに想いを寄せている…
付き合えたらいいなぁって思うのもほんの一瞬
私なんかが付き合えるわけがない
ずーっとそう思っていた
朝からうるさく、机に伏せていると
猪狩)隣、君なんだねよろしく
と言って窓側の一番端に座った
私は気にせずパコリと少し頷いた感じに頭を下げた
周りから
猪狩くん可愛そー
あの子の隣とかないわー笑笑
など…
そんなの気にしないけどね笑
と思っていたら
チャイムが鳴った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!