第96話

96.
418
2020/03/16 13:56
ウソクに言われて放送に耳を傾けた
ナムジュン
ナムジュン
僕たちが今から話すことは皆さんにも聞いてほしいですが、一番聞いてほしい人がいます
その人が聞いてると信じて話したいと思います
ソクジン
ソクジン
まずは謝らないといけないね、ごめん
君と僕たちとの出逢いは偶然で、君と僕たちはたまたま廊下でぶつかったんだよね
憶えてるかな?
え、それって…
ユンギ
ユンギ
ぶつかってきたお前は他のヨジャとは違った
だいたいのヨジャは俺たちに媚びうってくんのなそんなことなくて、それが俺たちにとっては初めてのことで、こんな奴いるんだって思った
ホソク
ホソク
それでその後家に僕たちが行ったんだよね
そしたら君はぶつかったことのお礼ならなんでもしますって言ったのに、俺たちが言ったこと断るし、そしたら次は逆ギレするし、ほんとに君みたいな子初めてだよ
ジミン
ジミン
それで俺たちは無理やり婚約者にしたよね
さな
さな
え…それって
ジミン
ジミン
あなた
その瞬間いろんな人の視線が私に向いた
ジミン
ジミン
あなた、ほんとにごめん
俺たち何回もあなたのこと泣かせたし、たくさん傷つけたみたいだね
謝らないでよ…
テヒョン
テヒョン
あなたのこと傷つけて、苦しめてるのになんで俺らに毎日お弁当作ってんだよ
ほんとバカだろ?あんなボロボロになって…って俺らのせいか
みんなのせいじゃないのに…
さな
さな
あなた!?
You
You
泣…グスッ
さな
さな
あなた、行ってきな?
You
You
へ?泣
さな
さな
あいつらのとこ行って思ってること全部言ってこい!
You
You
さな….泣
ウソク
ウソク
あなた、行ってこいよ
You
You
ウソク…泣
さな
さな
ほら、あなた早く!
そう言ってさなとウソクに背中を押された
それと同時に私はみんなのところへ足を運んだ
走って、走って、みんなのところに少しでも早く行けるように必死に走った

プリ小説オーディオドラマ