翌日の朝
ふぁ~、眠い(∋_∈)
今日からみんなの分も作らないといけないから
いつもより早く起きた
ジュー
はぁー
結局昨日は一言も喋らなかった
今日は普通に話せるよね…
でも本当に気になる
ウソクとみんなの関係
お互い顔見知りのようだった
ボーッとしながらお弁当を作っていると
イタッ!
包丁で指を切ってしまった
はぁ、やっちゃったー
どうしよ、絆創膏どこにあるか知らないし
まだみんな起きてないみたいだし
とりあえずティッシュで止血をしていると
あ、ジミナおはよ!
あなたおはよ!
あれ…ジミナいつも通りだ
?
あなた
ん?
指、どーしたの?
へ?あー、少し切っただけだよㅋ
これくらい大したことないから大丈夫!
かして
へ?
いきなりジミナに手を捕まれてなにかと思えば
私の指がジミナの口元にあった
ジ、ジミナ!?
よし、止まったみたいだね
バイ菌はいるとよくないから絆創膏はっとこ
え、あ、うん
そうしてジミナは救急箱を近くの棚からとってきて
絆創膏を私の指に優しく貼ってくれた
これでよし!
ありがとう、ジミナ!
いえいえㅋ
今日ジミナ起きるの早いね
あー、うん
早く目が覚めちゃってさㅋ
そっか
あなたも今日は昨日より早いんじゃない?
あー、うん
みんなのお弁当も作る約束したから
あ、そっか!
本当に作ってくれてるの?
え?嫌…だった?
ううん!本当に作ってくれるとは思わなかったから、嬉しい!
良かった~
どおりでいい臭いがしたわけだ
そう?
うんㅋ
お昼が楽しみ!
頑張って作らなきゃ!ㅋ
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。