第2話

1,落し物
605
2021/01/10 05:43
私、あなた、大学2年生!声優ヲタクの私の推しは下野紘!そして推しであり私は下野さんに恋をしている。
そんなある日私は下野さんのライブに訪れた。






(待ちに待ったライブ!めっちゃ楽しまなくちゃ!)



前回はぼっち参戦だったため、待ち時間などそわそわして楽しめない時間があった。でも今回は親友の藍と一緒に来ているから待ち時間がとても楽しい。




藍「楽しみだね!」
あなた「ね!!」
藍「あぁー、下野さんったら、こんなに可愛い未来の奥さんがいるのをまだ気づかないの?もったいないなぁー。」
あなた「ちょ、やめw」




(やめろと言いながらちょっと下野さんの奥さんと言われると照れる。)





藍「あ、もうそろそろ開場にな、、、あれ?」
あなた「どーしたの?」
藍「あ、いや、これ誰かおとしていったのかな。スイカ。会場のスタッフさんに届けたほうが、、、って、下野紘!!???」
あなた「え!!??」

あろうことか藍が見つけたスイカの名前になんと、下野紘と書いてあった。


藍「え、絶対下野さんじゃん!届けに行きなよ!」
あなた「え、でも同姓同名の人かもじゃん?」
藍「まぁ、確かにそうかもしれないけど、どっちにしろそこのスタッフさんに届けにいこうよ!」
あなた「そうだね」
藍「はい!」
あなた「え?」
藍「本人のかもしれないからここはあなたが!」
あなた「う、うん。」





(どーしよー。これ下野さん本人だったら私、死んでもいい!!)





あなた「あの、すいません。」
スタッフ「はい、どうかされましたか?」
あなた「これ、落ちてたんですけど、名前が下野紘って書いてあってもしかしたら下野紘本人のものかもしれないので、一応本人に確認してもらってもいいですか?」
スタッフ「あ、分かりました!少々ここでお待ちください!」
そう言ってスタッフさんは走って会場内に入っていった。




しばらく藍と話していたらスタッフさんが帰ってきた。



スタッフ「お待たせしました!本人に確認取りましたところ本人のものでした!あ、それと下野さんからこれが、」
そう言ってスタッフに渡されたのは折りたたまれた紙だった。
あなた「あ、ありがとうございます。」
スタッフ「いえいえ、では、お楽しみくださいませ!」




そう言って私達がライブ会場の中に行くのを笑顔で見送ってくれた。






一旦席につき、その髪を開いてみた。
『ライブが終わったらこの紙をスタッフさんに見せて僕の楽屋まで来てください。下野紘 』






え、、、、、。。




続く(^^)/

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