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2021/07/22

第1話

プロローグ?
晴
おはよう。
澄
あれ、晴兄早いね。
おはよ〜。
樋倉
樋倉
おはよ。
帝耀
帝耀
蒼空、それお気に入りなのか?
蒼空
蒼空
うんっ!
にいちゃのッ、歯ブラシ!
澄
何がそんなに好みなんだろうねぇ?
俺達は至って普通の6人兄弟。
のはずだった。
晴
...あ、翔!
おはよう。
翔
......うん。
五男の翔はお母さんに酷く嫌われている。
その理由は...。
お母さん
...翔?
何のんびり起きているの?
翔
あ、お母さ...
お母さん
...95点越えがひとつも無いじゃない。
前回のテスト。
翔
...ごめんなさい。
お母さん
お兄ちゃん達に出来ることが、何で翔は出来ないの?
翔
.....
お母さん
黙ってないで何か言いなさいよ!
お母さんは翔の頬を強く叩いた。
翔
...つ、次は...95点以上...取るよ...。
お母さん
目標は100点でしょ!?
何回も聞いてきたけど1回も達成してないじゃない!
晴
...母さん。
蒼空
蒼空
...うぁぁぁぁぁぁぁぁ!泣
蒼空の泣き声が響き渡る。
蒼空は自閉症を持っているから音に敏感だ。
母さんの怒鳴り声が怖かったんだろう。
お母さん
蒼空ちゃん、ごめんねぇ?
ママもう怒ってないよ。
蒼空
蒼空
...ママぁ〜!泣
お母さん
蒼空ちゃんは可愛いわねぇ。
そうして蒼空を抱き抱えて、母さんはリビングを出ていった。
叩かれて赤く染まっている頬を手で押さえながら、翔は前回のテストを手に取って部屋を出ていこうとした。
澄
...翔?
樋倉
樋倉
どこ行くの?
翔
.....
帝耀
帝耀
翔、大丈夫k...
翔
...勉強。
晴
朝飯は?
食わねぇの?
翔
.....いらない...。
翔は俯いたまま部屋を出ていった。
俺達は顔を見合わせて、少しため息をついた。
樋倉
樋倉
...何でお母さんはあんなに成績をこだわるんだろう...。
帝耀
帝耀
翔だって90点は取ってるんだから褒めてやってもいいのにな。
澄
翔にだけ当たりが強いよね〜。
晴
.....あのままじゃ、いつか翔...壊れちまうぞ。
深く考えずに、心配して口に出した言葉だった。

まさかそれが本当になるなんて、
その時は思ってもいなかった。