これね私が小さい頃と、メンバーに入ってからすぐ、できた傷なの。

小さい頃の話からね…。

まず、私のお母さんは橘佳代って言うアイドルでお父さんが橘枇榔って言う芸能人なの。そんな家庭に生まれた私はお母さんみたいなアイドルになりたいってレッスン受けたり、オーディションしたりしてて、

あるオーディション会場でいきなりタオルで口抑えられて気絶して目を開けたら倉庫？みたいなところにいたの。それで周り見回したらオーディションでいた女の子がいて、その子に「受かるのは私！」とか、「あんたなんかただの七光りよ！」って殴ったり蹴ったりしてきて。リーダーみたいな子がカッターで胸元を切ったのが最初かな？

それからその子たちはバレて警察行ったんだけど、治してもらった時はもう、跡が残る傷になっちゃってて。

それが少し傷になってたとこかな？今でも治ってはないんだけど、治りかけてはいるんだ。

それで、メンバーに入ってからの傷は、


ほんとにメンバーに入って報告して一週間経ったぐらいだった。私が初めてレコーディング場所に来てやのちゃ…マネージャーさんと話し終わった時ね、すれ違ったファンっぽい子から耳元で「終わったら物置倉庫来いよ」って言われたんだよね。怖かったけど行くことにして、行ったらいきなり殴られてたり、蹴られてたり、してそれだけで終わりかと思ったらまあ違った。

カッターを私の上に振り上げて胸元をグサって刺されて、息も苦しくなって、なにより閉じ込められたから助けも呼べなくなって。そのときスマホちょうど持っててすぐマネージャーに電話したの。そしたらすぐ駆けつけてくれてね、病院に運ばれて私が手術してる時メンバーも話聞いて息切らして来てくれて。

奇跡的に命拾いした、というか大体は胸元刺されたら即死らしくて私は本当に奇跡的だったっぽい。なんでかはわかんないけどメンバーのみんなが言ってくれたの。それは私を応援してくれるみんなのおかげだって、でね？私ファンなんていないよって言ったら、私の動画のコメント欄開いてくれて見たらいっぱい応援メッセージがあったの。

それ見てね、何があっても頑張るんだって、努力するんだって思ったんだ。それで今の私がいるって事かな？生きててよかった、って心から思った時だったよ。

私の話はこれでおしまい。ごめんね、長くて重い話になっちゃって。

ごめんね！どうしたの、Pちゃん？

Pちゃん……ありがとう！！

ぎゅ〜(´∀｀*)ヨシヨシ

わかってるよ、Pちゃん？

Pちゃんの事いっぱい頼っていい？

おつルト！