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第2話

囚われの公子(ロイド×エリウッド)
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2019/05/13 03:37
一つの個室にぽつんと、椅子に座られ両腕には縄をきつく縛られ、身動きがとれず虚ろな目をしていた。
オレンジの髪色がうなだれ、青いスカーフは既に緩み始めている。
その人物はフェレ公子のエリウッド。

エリウッドは、ぎゅっと口を固く閉じジタバタと両足を不器用ながらに動かす。その反動で椅子が倒れ、個室に出られたらと考えた矢先に

「…どう足掻いても無駄だ。どのみちお前を助ける人すら居ないだろう。」

個室から重々しいドアの音が響き渡り、開く

コツコツと足音を立て、エリウッドの頬に手を当てる。
彼は、ベルン王国を拠点にし弱き者を守り悪人に裁きを下す、暗殺集団『黒い牙』の首領の長男ロイド。

「…どうして、敵である僕を捕えた?」
「…本当は組織では人質など捉えず、その場で殺す予定だった。…だが、お前を見た瞬間興味が俄然湧いた。」

ロイドは縛られているエリウッドの両腕を解き、強引にベッドにドサリと重々しくエリウッドを押し倒す。

「…さて。」

驚きを隠せてないエリウッドの表情を見たロイドは、少し舌なめずりをして

「俺のモノになれよ、エリウッド」

この後公子は、白狼の歪んだ愛情に溺れ、今までの記憶をかき消されたのはまだ先の話である。