第61話

クリスマスその②
8,621
2023/03/03 22:37
太宰治
はい、プレゼント
(なまえ)
あなた
ありがとうございます。
治さんから受け取ったプレゼントは、シンプルな可愛いデザインのイヤリングだった。
太宰治
まだピアス開けてなかったでしょ?
(なまえ)
あなた
はい!
嬉しいです、ありがとうございます
わ、私も渡さなきゃ……
でもショボいとか言われちゃったらどうしよう……
あれこれ考えた結果、地味なプレゼントになってしまったのです。
太宰治
あなたは何を用意してくれたの?
(なまえ)
あなた
う"っ…えっと……
太宰治
…もしかして忘れた?
(なまえ)
あなた
いえ!ちゃんと用意してるんです!
太宰治
じゃあちょーだい
(なまえ)
あなた
…お、落ち込まないでくださいね?というか、引かないでくださいね…
太宰治
え、うん…
私は部屋から小さな鍵を取ってきた。
そして、太宰さんに渡した。
治さんは首を傾げて、「これは…?」と聞いてくる。
(なまえ)
あなた
……次からは、ピッキングしないで来てください
太宰治
____…
治さんは目を見開いた後、目を細めて笑った。
太宰治
うん。わかった。
ありがとう
治さんは私の手にキスを落とした。
その後、私の指と自分の指を絡ませては、凄く満足そうな顔をした。
____前々から思ってはいたのですが……
(なまえ)
あなた
(治さんなんで私の唇にはキスしないんだろう?)
そう。治さんは決して、一度たりとも私の唇にはキスをしたことがないのです。
付き合い始めてから、やたらいろんなところにキスの雨を降らしてきてはいたのですが……
太宰治
唇にもしてほしい?
(なまえ)
あなた
えっ!?
んふふ、意地悪な聞き方しちゃったね____と治さんは笑った
太宰治
あなたの反応が可愛くて
(なまえ)
あなた
かわっ…。
……その、私はいいんですけど…治さんがしたくなかったら、無理強いはしませんし……
と言うと、治さんは目をぱちくりさせては私を抱きしめてきた。
(なまえ)
あなた
⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎
太宰治
んーん、実はすごくしたかったりするんだよね
(なまえ)
あなた
は、はあ……
太宰治
でもさ、多分一度キスしたら止まんなくなると思う
(なまえ)
あなた
えっ!?
太宰治
あなたが可愛いのが悪い
(なまえ)
あなた
えっ……
ん?んん?
やばい感情が追いついてない……
太宰治
成る可く大切にしたかったから。
(なまえ)
あなた
____…
太宰治
あなた
(なまえ)
あなた
…はい
治さんは私の髪の毛を私の耳にかけた。
太宰治
止められなくなったらごめんね?
(なまえ)
あなた
____いいよ
テスト期間なので更新止まります💦💦

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