第67話

ifストーリーだよん
7,493
2023/03/20 23:10
ポトマ首領になった太宰さんも救われてほしい←
ということで、よくわからないしっちゃかめっちゃかな短編を作りまーす
(なまえ)
あなた
中也さん!いましたか?
中原中也
全然見つからねー
思い当たる場所なんざもうねぇよ
と、いうのも。
数日前から太宰さんが行方不明なのです。
芥川龍之介
ここ最近の首領は、どこか変でした
中原中也
そらァ俺も見てわかってた。
(なまえ)
あなた
…何かあった時期なのかな…
中原中也
……織田作之助
中也さんはポツリと呟きます
(なまえ)
あなた
え?
中原中也
この時期に、太宰の友人が死んだんだよ。
ミミックの事件でな____
(なまえ)
あなた
____…
織田作之助……
あっ、もしかして、4年前私に飲み物くれた人…?
(なまえ)
あなた
____真逆
中原中也
その事件現場に行ってもいなかったぞ____って、おい!?あなた!どこ行きやがる!!
中也さんの言葉を無視して、私は走りました。
その時はもう日が沈みかけていて、兎に角間に合えと必死に走っていました。
____この時間帯ならもしかしたら、太宰さんはいるはず。思い入れの強い場所も大切だけど、その過ごした時間も大切だから。
何とかその事件現場に向かって、私は最深部まで走りました。
(なまえ)
あなた
ハァ………ハァ……!!
太宰治
…………
太宰さんを見つけました。
然し、敵に四面楚歌状態で囲まれています。彼は何も抵抗しようとしてません。
死ぬつもりでしょうか?
____いいえ
(なまえ)
あなた
制限解除!!
モブ
ガハッ!?
太宰治
⁉︎
死にません。死なせません。
(なまえ)
あなた
…………
私が絶対に死なせません。
太宰治
…なんで、ここに来たの?
やっと死ねると思って____
(なまえ)
あなた
五月蝿い!!
私は太宰さんの胸ぐらを掴みながら怒鳴ります。
いや、女子がやるようなことではありません。
奇行に走っています。自分でもヤバいなと思っています
(なまえ)
あなた
いいから黙って、私に扶けられてなさい!
太宰治
____…
私は太宰さんを庇いながら、敵を蹴散らしていきました。
頼まれてないとか、扶けてほしいなんて言ってないとか、色々言われると思うけど____
太宰さんに知ってほしい。
あなたが死んだら、たくさんの人たちがあなたのために泣いて、たくさんの人たちがあなたのために生きるということを。
だからあなたも、たくさんの人の____大切な誰かのために生きてほしい
太宰治
____あなた
(なまえ)
あなた
だ、太宰さ____
太宰治
胸ぐら、掴んだよね??
(なまえ)
あなた
……ヒェッ
めっちゃ人殺しそうな目してる……
あそこはガンスルーしてくれると思ってたのに!!私もやっちまったと思って罪悪感抱いてたのに!!
き、気を取り直して!!
(なまえ)
あなた
……お願いですから、一人で何でもかんでも抱え込まないでください
太宰治
……
(なまえ)
あなた
辛くなったら私が話を聞きますし、苦しいことがあれば私に分け与えてください。
太宰治
…死にたくなったら?
(なまえ)
あなた
死にたくなったら____
私は意を決してこう言いました。
(なまえ)
あなた
私も一緒に死にます
太宰治
……は?
(なまえ)
あなた
生きてくれれば一緒に生きますし、死ぬのならば一緒に死にます。
だから太宰さんも、私が死にたくなったら一緒に死んでください
真面目な話なので、真面目な顔でそう言いました。
なぜか太宰さんは赤面で____え?
なんで赤面してるの?
太宰治
あ〜もう、本当に調子狂う……
(なまえ)
あなた
太宰治
君、それ……プロポーズしてんの?
(なまえ)
あなた
…………
私は大きく息を吸って、大きく息を吐きました。
(なまえ)
あなた
スンッ…………
太宰治
……?
そして、次の瞬間。
私はその場からダッシュで逃げました。
そして後日、太宰さんに長文の謝罪メールと誤解を必死に弁明しました。
(なまえ)
あなた
おしまい!!はいもうおしまい!!

プリ小説オーディオドラマ