こんにちは。中島敦です。
最近、太宰さんが定時で上がることが多く、新しい女性でも見つけたのかと少し疑問に思っています
ということは、つまり柊木さんと…?
探偵社の皆さんは大騒ぎでした。
するとオフィスのドアが開いて、柊木さんが現れた。
あれ?いつも通り…
…あれ?
そこからの柊木さんは大変だった。
みんなからの質問の嵐と、国木田さんの必死の説得。
それでも柊木さんは、柔らかく拒んで、太宰さんと一緒にいることを宣言した。
太宰さんは「うーん……」と考え込むと、椅子から立ち上がって柊木さんを抱き寄せた。
いつの間にか名前呼び…!?
柊木さんはぎこちない動きをしながら太宰さんから離れようとしたけど、逃げれなかった。
太宰さんはクスリと笑って、柊木さんを見下ろしていた。
あの、太宰さん…?と柊木さんはヒクついた顔をしていた。
だんだん太宰さんの顔が柊木さんに近づいていく。
柊木さんは最初は慌てていたが、覚悟を決めて、真っ赤な顔で、目を閉じた。
僕と与謝野さんは慌てて鏡花ちゃんと賢治くんの目を両手で覆った。
国木田さんが太宰さんと柊木さんを引き離すと、凄い形相の顔で太宰さんを睨んだ。
真っ赤な顔の柊木さんを連れて、太宰さんは帰っていきました。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。