第9話

8話
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2023/02/27 13:01
翌日学校。

本日も飽きる事なく朝っぱらからインターホンでチューリップを奏でた先輩と学校に来ていた。
蒼葉
蒼葉
ホント、あの先輩飽きないかな、、
涼
んでだよ蒼葉〜
あの一色先輩といれるんだろ?羨ましいわ〜
それはあの人のことをお前が知らないからだろ。

もう少しで口から溢れそうだったが言ってしまえば、色々バレるな。あぶねあぶね、、、、
涼
ほんっと、俺も一色先輩みたいな人に教室来て呼んでもらいてぇよ、
俺を呼ぶのなんか、あの野蛮な姉貴くらい、、、
湊
誰が、野蛮だって?
涼
っ?!?!うへ、湊、、、
蒼葉
蒼葉
あ、どうも
噂をすればご本人登場。

全く気配がしなかったが、涼の姉、湊が1年の教室に来ていた。
湊
別にアンタには用ないよ、涼。
用があるのは、君
蒼葉
蒼葉
、、、、ぇ、僕??
湊さんは僕の方を見てそう言っていた。

何で僕なんだ???てか、この人と僕関係あったっけ??
湊
桜の事で、話したい事があるの
蒼葉
蒼葉
桜先輩、、、?
湊
そ、ちょっと来て
そのままグイッと、手を引かれてしまった。
後ろの方で涼が何か言っていたが、残念な事に何も聞こえなかった。





、、、、、、、、悪い、涼。
連れてこられたのは屋上だった。

朝早かった事もあり、屋上には僕ら以外はいなかった。
蒼葉
蒼葉
えっと、、湊、、先輩?
湊
こんにちは、五十嵐蒼葉君だよね?
蒼葉
蒼葉
は、はい、、、そうですけど、、、
桜先輩の話って、、、?
湊
単刀直入に聞く。
君と桜は付き合ってるの?
、、、は、?
付き合う?あの人と??いやいやいやいや、、、、
蒼葉
蒼葉
ありえませんよ、僕とあの人は、、、、釣り合わない
釣り合う釣り合わない以前に、あの性格の先輩は、ちょっとお断りだが。
湊
そ、なら良いの
蒼葉
蒼葉
、、、、、何かあったんですか?
湊先輩は大分真剣な顔をしていた。

一体何かあるのだろうか、、、、?
湊
、、、、、、、、、、、だよ
蒼葉
蒼葉
え、すみません。
良く聞こえなくて、、、、
湊
はぁ、、、














『桜と付き合った男はね、皆不幸になってるんだよ』

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