翌日からは、以前の3人に何故か戻った
好きとも言われない
樹とも時々、朝一緒に学校へ行く程度
あ、樹は相変わらず色んな女の子から声かけられては、鼻の下伸ばしてるけど
手を繋いでいたのは、あれ1度だけ
もうすぐ連休があるって時…
お昼休み________
連休のうちの1日は、ジェシーとお買い物に行くことにした
面倒臭いから、慎太郎と樹には、内緒(笑)
みんなで行くと、騒がしいしね…
そしてやってきたジェシーとお出かけの日
待ち合わせは、11時にららぽーとの近くの駅
最寄り駅から電車で数駅…
で、家を出たのは良いけど…
駅のホームで電車を待ってたら
感じる視線…
休日とあって、電車内は混雑してて
ずっと後ろから視線を感じてる…
スマホを開こうにも、視線があまりに怖過ぎて
手が震える…
目的の駅に着いて、足早に電車から降りて改札を出ようとしたら、ジェシーを見つけたから
改札を出て猛ダッシュ…
思わずジェシーに抱きついた…
ジェシーは、抱きしめて落ち着くまで背中を撫でてくれた
ジェシーと手を繋いで、ららぽーとに向かった
ららぽーとに着いて、色んなお店を見たり
お揃いのアクセサリーを買ったり…
ご飯を食べたり…
ジェシーと居るとめちゃくちゃ楽しい
なんでもないことで、笑って
帰る頃には、笑い過ぎてお腹が痛かった(笑)
気付けば、外は暗くなり始めてた
ジェシーと手を繋いで電車に乗った
最寄り駅に来て、ジェシーが一緒に降りてくれた
ジェシーは、そっと抱きしめてくれた
ほんとは、行きのことを思い出して
胸が苦しくなって、手が震えてた
ジェシーは、何度も名前を呼びながら
背中や頭を撫でてくれた
ほんとに、何で私、ジェシーを好きにならないんだろ…
ジェシーと手を繋ぎ、自転車置き場に行き
ジェシーが、自転車を押しながら家まで来てくれた
ジェシーと、玄関先で話していると
隣の家から、樹が出てきた…
ジェシーが、曲がり角を曲がりきるまで手を振った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。