放課後_____
今日は、バイトがあるから早く帰らないと
でも、樹が居ない
先に帰ると連絡をして、学校を出た
自転車置き場に行くと
樹は、女の子と話してた
気づかれないように、こっそり自転車を出して、学校を出た
自転車を、漕ぎながら…
めちゃくちゃモヤモヤした
このモヤモヤ慣れたはずなのに
最近、慎太郎とかジェシーが、からかってくるから、調子狂う…
家に帰ってから、バイト先に向かう
バイト先は、近くのファストフード店
バイト先に行くと…
え?何で??
ジェシーと慎太郎が、こっちを見て手振ってる…
たまに、この2人来るんだよね…
私を見つけて手振ってるし…
とりあえず、手を振り返して仕事をした
バイトを終えて、スマホを見ると…
樹からLINE…
置いて帰るとか、酷いじゃん。
だってさ。
女と喋ってたからー
なんて、返せるわけもなく
バイトだったから、樹見当たらないし
急いで帰っちゃった。
ごめんね
と、しか言えなかった
真っ暗な夜道を帰る
家に着いて、自転車を停めてたら
樹が家から出てきた
私は、先に家に入った
翌朝_____
自転車を出して学校に向かう
今日は、樹は居ない…
そんなことを考えながら1人で学校に向かう
樹が、女の子と手を繋いで歩いてた
もう見慣れた光景…
見ないフリして、学校に向かった
下足室に着くと、ジェシーと慎太郎が居た
ジェシーの腕の中が心地良い…
樹が、誰かといる所を見る度に
胸がズキっとする
何度も見てるから慣れたはずなのにな…
ぼっーとしながら、席に座ってたら
前の慎太郎が、私の頭に手を乗せた
ほんとに…モヤモヤする…
樹にも…
慎太郎にも…
ジェシーにも…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。