私は、祐基を無理矢理保健室へ連れていった。
心配だな…
授業が終わり、保健室に様子を見に来た。
………
返事がない。
先生今いないのかな…
私は、一つだけカーテンの閉まったベッドに行った。
祐基は…寝ていた。
寝顔可愛いな…
私は思わず、祐基の額を振れてしまいそうになった時…
祐基が私の腕を掴んで、私の体をベッドに押し入れた。
そして、祐基は私を抱き締めた。
あまりの距離の近さに、頬が赤くなる。
祐基は目を閉じて、寝息を立てている。
…寝言なんだよね?
でも、「お前」って誰なのかな…
…まあ、いいや…
祐基side
あれ、ここどこ…?
俺寝てたのかな…って、え⁉
どゆことどゆことどゆこと⁉
俺もしかして、やらかした…?
その時、俺とあなたがいるベッドのカーテンが開かれた。
やっぱりやらかしたのか…⁉
あなたは急いでベッドから下りて、ダッシュで保健室から出ていった。
あなたside
やばい!さっきのこと思い出して、思いっきり逃げてきちゃった!
祐基の顔見れない~…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。