前回、と同じくいとこパロディです



前回の夏、御盆のバーベキューのお話です

妹ちゃんと💜はお友達とお祭りに出かけてます


💜と🤍の話はまた後日


今回は末っ子2人がいません


前回と同じく四男（💛）と付き合ってる






では、どうぞー

今日は御盆


いとこたちとバーベキューをして花火をやります

プスプス言いながら2人が去っていく


それを見送って腕まくりをしていると

後ろから手が伸びてきて、服を上げてくれた

従弟の四男、和也くんはニヒッと笑う


実は私たち…少し前から付き合ってます

少し口を尖らせながら智兄は言う


その姿を和也くんがみて、少し笑った

おにぎりを作りながら話す

和也くんはゲームをしていて手伝う気配がない

午後５時


ようやくおにぎりを作り終えてお酒を飲む

翔兄と雅紀兄は火をつけているんだけど
全然着かない

また向こうでバカな言い合いが始まったのを
智兄が止めに行く


それを見ながらぶどうサワーを飲んでいると、

ゲームがひと段落ついたらしい和也くんが
私のお酒を奪った

ゆっくりと私が口をつけたお酒が和也くんの口につく



コクン、と喉仏が揺れて口角が上がった

なにも言えなくなって固まっていると

兄さんたちに呼ばれる



ゆっくり口を閉じてそちらに向かうと

たくさんのお肉が焼いてあった

和…バカズナリの腕が私の腰に回る


少し体を捩ると、手首を掴まれて逃げられない

したから覗き込んでくる和也から目を逸らす


すると、柔らかい唇が私の手に触れた

勢い余って和也の顔を覗き込むと唇同士が触れる



初めての2人のキスが事故で……って悲し

近くで花火が上がる


多分、兄さんたちが先にやってる小さいやつだろう

触れただけの唇を離すのが嫌で

それ以上を求めてしまった自分が恥ずかしい



逃げるように兄さんたちの方に戻ると

翔兄が不思議そうに顔を覗き込んでくる

雅紀兄が渡してくれたお箸を持つと、
手が震えてることに気がつく


なんで私、あれ以上求めてしまったの

和也困ってた…絶対に

お箸を置いて顔を上げると和也が立っている


露骨に目を逸らすから傷つく…

和也が私を見る


その視線が少し怖くて、花火を持って暗闇に逃げた

大失態


今更戻るのも嫌だしな…お酒持ってこればよかった

受け取ろうと手を伸ばすと避けられる



蝋燭を取り出してつけてくれた

んふ、と笑い合う


適当な手持ち花火を持って火に近づけると

パチパチと弾け始める

運がないな、と白色の花火を見つめていると

大吉の黄色の花火が前に差し出される

そっと手が触れ合う


あっという間に棒が持ち替えられて

手の先には黄色の花火が弾けていた

不意に光が消える

蝋燭と花火が同時に消えたらしい



真っ暗になった時が少し怖くて

和也の手を握ると優しく握り返してくれる

暗闇に目が慣れる


いつのまにか目の前にあった和也の顔に驚いていると

あっという間に唇を奪われた

さっきより大人で


少し下手くそな和也のキス



歯がカチカチと当たる、痛痒い口づけは

あっという間に私を虜にさせた

力が抜けた私の体をそっと支えてくれる


柔らかく笑って頭を撫でた

暗闇の中にうっすら見える和也の顔を見つめていると


遠くで花火が上がる

私たちは、カラフルな光の中で



柔らかく優しいキスをした

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どうもっ！いちご茶です！



初のリクエスト、ありがとうございます😊


季節感ゼロでお送りしておりますこの小説

花火っていいですよねー。花火要素なかったけど



💜の人はまた後日投稿します

リクエストまたどうぞ



ではまたっ！