リクエストありがとうございます!
前回の続き
智くん、翔くん、あなたちゃんはオフ日です
どうぞ〜
智side
今日は久々のオフ日
確か翔ちゃんとあなたもオフだったような…?
2人を誘って釣りでもしようかと考えていると
唐突にスマホが光った
思わず声が漏れる
メッセージを送ってきたのは翔ちゃんで
「あなたが動けないって」
という文だった
急いで「今どこにいる?」と連絡する
直ぐに既読が着いて「智くんの家の前」と返信が来た
「今すぐ行く」と送信してスマホを閉じる
マスクと帽子をして、翔ちゃんの元へ走った
翔ちゃんは笑いながら車を走らせる
着いた先はあなたの家だった
昨日はVSの収録が終わった後、12時間ぶっ通しで
ダンスの練習をしていた
終わったのが深夜1時ぐらいだっけ
翔ちゃんは眉毛を下げて笑う
あなたの部屋の前にたってインターホンを鳴らしても反応しない
翔ちゃんはどこからか鍵を取り出してドアを開けた
2人がどういう関係か
まあただのメンバーなんだと思うけど
周りから見たらすごく距離が近い
今回だって、グループじゃなく翔ちゃんに直接連絡していた
余計なことは考えないようにと首を降って
俺は翔ちゃんについて行った
あなたはベッドの中で寝返りを打つ
俺らと目が合うと、可愛らしい笑みを浮かべた
俺が手を差し出すとあなたはゆっくり手を重ねる
マシュマロのように柔らかく羽のように軽いあなたの手を握って引っ張ると、
もう一度彼女は微笑んだ
料理のできない翔ちゃんは少しムスッとする
少し勝ったような気がして、いい気分でキッチンに向かった
翔side
智くんはニコニコしながらキッチンに行く
少し疑問を持ちつつ、あなたが座るベットに座った
ムッと口を尖らせるあなた
頭を撫でると徐々に口を緩ませた
智くんはひょっこりとドアから顔を出す
あなたはパッと顔を輝かせて笑った
モヤっとしたけど、気にしないであなたの手を取った
智くんが作ったチャーハンを食べ終えたあなたは元気に笑う
その笑顔を見るとさっきまでのモヤモヤはどこかへ消え去っていった
メンバー、という言葉にまたモヤモヤが戻ってくる
智くんを横目で見ると目があってへにゃっと笑った
あなたは俺の眉間をグリグリ親指で押す
少し痛くて余計な顔を顰めると2人は笑った
あなたは玄関でヒラヒラと手を振る
それを見ながらゆっくりとドアを閉めると、智くんがため息をついた
俺らの末っ子、あなたは
少し不思議なパワーを持っているようです
ーーーーー
どうもっ!いちご茶です!
改めてリクエストありがとうございました!
なんか少しリクエストと変わってしまったような…笑
まあいいでしょう!(良くない)
まだまだ!リクエストお待ちしておりますよ!
お気軽にコメントしてくださいね!
ではまたっ!!!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。