第22話

《❤️》リクエスト
1,075
2020/05/16 03:00
リクエストありがとうございます!


翔とあなたは同じ歳

幼なじみ


ノンリアル設定



どうぞ〜










あなたside


今日は翔の帰りが遅い


日付が変わるまでに帰ると言っていたのに

時刻はもう1時



私はゲームをやりながら彼の帰宅を待っていたが

かれこれ12時間は放置されているわけで


寝ようと思っても翔に何かあったら嫌だから待つ



翔が言っていた時間より遅れていることと
自分の眠気で苛立って

私はクッションを投げた
あなた

翔のバカ…っ

静かな部屋に響く私の声


誰の声も返ってこない




途端に寂しくなって、怖くなって

私は泣き始める


すると不意にドアが開いて、翔が顔を覗かせた
櫻井翔
ただいま
あなた

っ……

櫻井翔
え、あなた?なんで泣いて…
あなた

翔のバカ!バカバカバカっ!!

私はもうひとつ手元にあったクッションを翔に目掛けて投げる


それを華麗にキャッチした彼は急いで私の足元に来た
櫻井翔
ご、ごめん…
あなた

帰ってくるの遅い!

櫻井翔
だって上田と菊池が返してくれなくて…
上田くんと菊池くん


会社の後輩だっけ



私はこの時眠たすぎて頭が回っていなかった
あなた

…そうだよねっ、一時的な彼女よりこれからずっと先まで着いてきてくれる後輩の方が大事よね

櫻井翔
は…?
あなた

私が居なくてもいいんでしょ?

櫻井翔
ちょっ、何言って…
翔は私を逃がさないように、手をぎゅっと握る


我に返った私は深呼吸をして気持ちを落ち着かせた
櫻井翔
…あなた
あなた

ご、ごめん!重たかったよね

櫻井翔
あなた
あなた

っ……?

怒られる、嫌われる


翔は重たい人嫌いだ



ヤンデレとか嫌ってた



別れたくないって気持ちが強くて、でも言えなくて

私はまた泣いた
櫻井翔
え、ちょっと泣かないでよ
あなた

ごめっ…ん

翔は私の髪を指で掬って撫でる


片手で涙を拭くと、指についたそれを舐めた
あなた

え、そんなの汚い…

櫻井翔
汚くねぇよ、むしろ綺麗
あなた

は…?

櫻井翔
あなたは重たくなんかないよ
翔は私の隣に座る

そしてもう1粒流れた涙をそのまま舐めた
あなた

っ…

櫻井翔
俺の方がよっぽど重い
あなた

な、に…

櫻井翔
あなたと会った時から好きだったんだよ?あなたのことずっと目で追ってて…
あなた

ちょ、まって?

櫻井翔
ん?
あなた

それは私も一緒だよ…?

私は恐る恐る翔の頬に手を当てる
あなた

やっと触れられたって…思った

櫻井翔
俺も
あなた

ずっと近くにいたいって思った

櫻井翔
……俺も同じ
翔は私の手を取ってニコッと微笑む
櫻井翔
今日は本当にごめん。
連絡すればよかった
あなた

そうだね…けど、私も怒りすぎちゃった

櫻井翔
ふふっ、仲直り?
あなた

仲直り

私が笑うと、翔はゆっくりと顔を近づけてくる



目を瞑って彼を感じながら

私は眠りについた






ーーーーー


どうもっ!いちご茶です!

なかなか書けなくて…遅くなってごめんなさい


喧嘩は書いたことがなくて一方的に怒る感じになっちゃいました。すみません


リクエスト募集中です!…と言いたい所なのですが、
高校も始まるということで、一旦締めさせて頂きます

また再開するときはご連絡させていただきます!


あ、今リクエスト貰ってるやつは書きます


ではまたっ!!!

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