第34話

《💛》リクエスト

736

2020/10/05 09:27

他人恋人設定(普通の恋人)


和也=あなた お好きな年齢で


職業 お好みで



どうぞ

あなたside



2人の休日、いつも通りのんびりゲームをしていた午後

今日は何故か和也がベタベタとくっついてくる



私の肩に柔らかい頬を乗せながらゲームの画面を見る彼を
横目で見ながら

負けないために必死にリモコンを動かしてた

あなた

あぁ〜…

二宮和也

よしっ

案の定、最後の1発を決められ負けてしまう

声を上げた和也を見るとこちらをじっと見つめてくる

あなた

…なに

二宮和也

もう1回俺が勝ったら言うこと聞いてね

あなた

は？

いつの間にかスタートボタンを押した彼に驚きながら、
先程の言葉を理解しようとする


言うことを聞く、というのは…ゲーム機を買わされるとか？

それともお酒を買いに行けとかかもしれない


パシリやんけ←



私は負けじと彼に攻撃を加えていく

けど、上手く流されて全然勝てない



それどころか落ちてしまって残機が減ってしまった

あなた

まっ、てそれはずるいっ！

二宮和也

ずるじゃありませーん

先に私が1本取られて残機は3対2

1つ多い彼は私のキャラクターを持ち上げて落ちていく


2対1

彼のキャラクターに連続攻撃を与え、大きめの一撃を打つと星の彼方へ飛んで行った


1対1

両者互角

緊張する

あなた

…これで私が勝ったらなにかしてくれるの？

二宮和也

何でもしてあげる

あなた

絶対だからね

私が攻撃しようとすると、和也がポーズボタンを押す

そして何故か私の後ろに座って抱きしめるような形になった

あなた

は、え？

二宮和也

ハンデあげる。こっちの方がやりにくいからね

バックハグと呼ばれるものだろうか

私の理解が追いつかないまま、彼はゲームをスタートさせた

あなた

絶対勝つ…

二宮和也

ふふっ、できるかな

あなた

っ！？

私の肩がビクッとはねる

咄嗟に後ろをむくと、彼との距離は1センチもなかった

二宮和也

ほら、前見ないと死んじゃうよ？

あなた

まっ、て！

前を向くと耳元で和也の吐息が聞こえる


彼がふーっと私の耳に息をふきかけたと同時に

画面にはGAME SETの文字が出てきた

二宮和也

俺の勝ち〜

あなた

っ、ずるじゃん…

和也に息を吹きかけられた耳はまだゾクゾクしている

彼に体を預けると少し頭を撫でられた

二宮和也

上手だったよ

あなた

うるさ

私はゲームリモコンを机に置く


どんなお願いをされるのか、と身構えていると
耳元で小さな笑い声がする

あなた

なんで笑うのよ

二宮和也

いや？緊張してるなーって

あなた

だって和也が変なこと言い出すから…

二宮和也

大丈夫。そんな酷いことはしないよ

彼は私の髪を避け首筋に触れる

ぎゅっと体を固めるとまた笑われた

二宮和也

お願いするね

あなた

……なんなりと

二宮和也

じゃあ…

首から手を離したかと思うと
私の体をギューッと抱きしめてくる

驚いて振り返ろうとすると背中に頭を押し付けてきて
動けなかった

あなた

和也？

二宮和也

もうちょっと…こういう時間を増やして欲しい

あなた

っ…、

意外なお願いに顔が熱くなる

その直後、私はニヤッと笑った

あなた

…和也、顔見せて？

二宮和也

は？やだ

あなた

いいから

二宮和也

あ、ちょっ

私が無理やり振り返ると顔を隠す和也

耳は真っ赤、隙間から見える頬も赤色に染まってた

あなた

…ふふっ、りんごみたい

二宮和也

うるせぇ見るなよ

あなた

和也にしては軽いお願いね

二宮和也

は…？

驚いた和也は顔を隠していた手を離して私を見つめる


その隙に、鼻先にキスをすると口元を緩める

あなた

私はもっと重たいお願いが欲しかったんだけど？

今度は頬にキスをする

すると、やっと意味を理解したのか彼は優しく微笑んだ

二宮和也

シャツ開いて

あなた

ん、

私は着ていたワイシャツの胸元を開ける

そして和也はそこに唇で優しく触れた

二宮和也

…これからもよろしくね、ずっと

あなた

ふふっ、お願いします






ーーーーー


遅くなりましてすみませんでした！

なかなか思いつかなくて…すみません


とりあえずリクエストは全て完了です！

でも、まだまだ受け付けていますよ！



さて、少し小説の話。

キスの位置の話です


鼻 守ってあげたい(大切にする)
頬 愛でてあげたい(親愛の情)
胸 束縛したい(独占)
唇 深い愛情(恋愛表現)


キスの意味を調べてみるのって楽しいですよね

こんなロマンティックな恋がしてみたいものです…


今日はこの辺で。

ではまたっ、

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第35話《💙》リクエスト

いちご茶🍓🍵

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。